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両備システムズとソラミツCBDC、バングラデシュの脱炭素化と環境価値還元モデル事業が東京都のプロジェクトに採択

両備システムズとソラミツCBDCは、バングラデシュにおけるAWD農法普及による脱炭素化とデジタル通貨による環境価値還元モデルFS・実証プロジェクト事業が、東京都の「グローバルサウスのGX促進プロジェクト」に採択されたことを発表しました。

概要

両備システムズとソラミツCBDCは、バングラデシュでのAWD農法普及とデジタル通貨による環境価値還元モデル構築事業が、東京都の「グローバルサウスのGX促進プロジェクト」に採択されました。
事業採択日:2026年6月9日(火曜日)
事業主体:ソラミツCBDC株式会社(代表申請者)、株式会社両備システムズ(共同申請者)
事業内容:バングラデシュにおけるAWD農法普及による脱炭素化とデジタル通貨による環境価値還元モデルFS・実証プロジェクト
東京都プロジェクト名:グローバルサウスのGX促進プロジェクト
実施期間:2028年3月末日まで
参考URL:https://globalsouth-gx.jp/

バングラデシュの農業課題とAWD農法の可能性

バングラデシュは、世界有数の稲作生産国でありながら、農業技術の遅れや農家の財政的制約、営農指導や農業機械の支援不足といった課題を抱えています。AWD農法は、水を満たした状態と干した状態を繰り返す水管理技術であり、節水や収量向上に加え、温室効果ガスの主要因であるメタンガスの抑制が期待されています。両備システムズは、2025年にバングラデシュで実施したAWD農法の実証において、生産性20%以上の向上とメタン排出量約30%削減の成果を確認しています。
しかし、広域普及に向けては、水管理の省力化・高精度化、排出削減量の効率的な把握・検証(MRV)、および農家が継続的に取り組むための経済的インセンティブの設計が課題となっています。これらの課題に対応するため、本事業では水管理の高度化、MRV負荷の軽減、そしてデジタル通貨を活用した環境価値還元の仕組みづくりに取り組みます。
参考URL:https://www.ryobi.co.jp/news/2025/20250306

本事業の具体的な取り組み内容

本事業は2028年3月末日まで実施され、初期調査・フィジビリティスタディ(FS)を経て、実証・事業化フェーズへの移行を検討します。初期調査では、水管理インフラの試験的設置やデータ取得体制の構築を進めます。
具体的な取り組みは以下の通りです。
1. 省力・高精度な水管理手法の実証:日本の自動水門・水位計とAI画像解析を組み合わせ、農家の作業負担軽減と正確な水管理の両立を目指します。実証・事業化フェーズでは、自動水門20カ所以上、水位計等の計測機器100カ所以上の導入を目標としています。
2. モデルベースJCM方法論の検討・検証:ガス計測に依存しないモデルベースJCM方法論を検討し、水管理、土壌、気象、営農プロセスなどのデータを活用した排出削減量の把握を検証します。
3. デジタル通貨による環境価値還元モデルの構築:ブロックチェーン技術を活用し、AWD農法への参加農家が創出する環境価値をデジタル通貨で還元する仕組みを構築します。これにより、還元履歴の透明性を高め、農家への確実な価値移転を図ります。

体制と今後の展望

本事業では、ソラミツCBDCが代表申請者として、プロジェクト推進、デジタル通貨システムの構築、環境価値の管理・還元を担います。両備システムズは共同申請者として、AWD農法の指導・教育、水管理のDX化、農業データプラットフォームの構築、カーボンクレジット創出に向けたデータ活用を推進します。バングラデシュ稲研究所(BRRI)、ダッカ大学、現地政府機関、マイクロファイナンス機関、参加農家等とも連携し、研究開発や現地運用体制の構築を進めます。
今後、初期調査を通じて基盤整備と各種検証を進めた後、実証・事業化フェーズで対象地域と参加農家を拡大し、持続可能な運用モデルの確立を目指します。このモデルをバングラデシュ国内で展開するとともに、他地域・他国への応用も視野に入れ、グローバルサウスにおける農業の脱炭素化と経済発展の両立に貢献してまいります。

関連リンク

https://globalsouth-gx.jp/
https://www.ryobi.co.jp/news/2025/20250306
https://soramitsu.co.jp/ja
https://www.ryobi.co.jp/
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