
トラタニは、アパレルの3D立体パターン技術で培った人体骨格の力学知見に基づき、従来の体圧分散寝具が朝の腰痛や過度な寝返りを引き起こすメカニズムをまとめた解説レポートを発表しました。
平らな寝具が引き起こす力学的矛盾
多くの人が抱える「高価な体圧分散マットレスに変えても朝起きると腰が痛い」「寝返りが多く、腰回りが重だるい」といった悩みに対し、トラタニは構造力学上の根本的な矛盾を指摘しています。人間の背面は骨盤や腰、背中、首にかけて複雑な立体カーブを描いていますが、これを平らな寝具で受け止めようとすることが無理を生んでいます。
特に体重が集中する骨盤とお尻において、平らな面に横たわると仙骨に強い押し上げの力が働きます。これにより、本来自然なカーブを描いているべき腰椎が真っ平らに押し潰され、寝ている間ずっと腰の関節や軟骨に圧迫ストレスがかかり続けることが判明しました。
睡眠中のリカバリーを阻害するメカニズム
本来、就寝中は腰椎の間にある軟骨(椎間板)が水分を再吸収して弾力を取り戻すリカバリーの時間です。しかし、仙骨が押し上げられて腰のアーチが伸びた状態では、軟骨は水分を補給できず変形したまま朝を迎えることになります。
これが朝起きた瞬間の腰痛の正体であり、腰回りの筋肉を硬直させ、ぎっくり腰などの不調を招く原因となっています。この問題を解決するには素材の柔らかさではなく、仙骨に圧力をかけず、骨盤の両サイドにある腸骨を左右から立体的に支える構造が必要です。この支え方により、腰椎の自然なカーブが保たれ、無駄な寝返りも自然と減少すると同社は提言しています。
会社情報
トラタニは、睡眠中の呼吸環境という領域において、呼吸・睡眠・生理学・物理学・解剖学を横断した研究を行っています。体内環境に関する30件以上の特許技術を保有し、人類の健康に新しい選択肢を提供することを目指しています。