
粗大ゴミ回収サービスが実施した「遺品整理の実態と困りごと」に関するアンケート調査によると、親の遺品整理を経験した9割の人が「親に生前整理をしてほしかった」と感じており、遺品整理業者に最も期待することは「料金の明確さ」であることが明らかになりました。
遺品整理で直面する課題:大型家具と思い出の品々
株式会社優が運営する「粗大ゴミ回収サービス」は、親の遺品整理を経験した全国の成人男女200人を対象に、遺品整理の実態と困りごとに関するアンケート調査を実施しました。その結果、遺品整理で処分に困った物のトップは「大型家具(タンス・ベッド・食器棚など)」で24.6%でした。次いで「写真・アルバム・思い出の品」が17.7%、「衣類・布団・寝具」が16.8%となり、物理的な運搬の困難さや、捨てるか残すかの判断の難しさが浮き彫りになっています。回答者のほぼすべてが、何らかの物の処分に困った経験を持つことが示されました。遺品整理の負担:作業量、費用、期間、そして精神的重圧
調査によると、遺品整理で処分した物の総量は「段ボール10~20箱程度」が30.5%と最も多く、7割以上の人が「10箱以上」の遺品整理に直面していることが分かりました。処分方法としては「自治体ゴミ」が35.6%で最多でしたが、不用品回収業者や遺品整理業者を利用した人も合わせると約3割に達しています。業者を利用する主な理由としては、「大型家具・家電が運べない」が21.4%、「量が多すぎて自分では処分しきれない」が21.0%と、物理的な困難が挙げられました。遺品整理にかかった総費用は「5万円未満」が44.5%で最多ですが、物量によっては高額になるケースも存在します。作業期間については「1週間~1ヶ月未満」が34.0%と最も多いものの、長期化するケースも一定数見られます。そして、遺品整理で最も大変だったこととして「精神的な負担(思い出の品を処分する辛さ)」が28.0%、「体力的な負担(重い物の運搬・移動)」が23.0%、「時間的な負担(仕事との両立・何度も通う必要)」が22.5%という結果になり、遺品整理が単なる片付け作業ではなく、故人との思い出と向き合う心の整理の過程であることが示唆されました。
生前整理への期待と業者への要望
今回の調査で、親の遺品整理を経験した人の90.0%が「親に生前整理をしてほしかった」と回答しており、生前整理の重要性を痛感していることが明らかになりました。特に生前整理してほしかった物としては、「大型家具」「写真・アルバム」「貴重品の整理」が上位を占めました。遺品整理で困ったことや後悔したこととしては、「想像以上に時間がかかった」が34.6%、「もっと早く着手すればよかった」が16.8%と、先延ばしにすることによる負担増への後悔が多く見られました。また、遺品整理・不用品回収業者に最も期待することは「料金の明確さ・適正価格」が45.5%で最多となり、次いで「遺品への丁寧な対応」が21.5%という結果になりました。これは、遺族が料金に対する不安や、故人の遺品への配慮を求めていることを示しています。