イケアとヴァージル・アブローとのコラボレーションによる限定コレクション「MARKERAD/マルケラッド」が、11月1日に世界で一斉に発売された。昨年12月にヴァージル本人が来日し、話題となったコレクションだ。「MARKERAD」とは、スウェーデン語で「選択」「ステートメント」「強調」という意味。家具のひとつひとつにも愛着を持って、自分らしさを前面に出して楽しんでほしいという意図が込められている。ミレニアム世代をターゲットに開発されたコレクションは、日常的に使うものをアートやデザインアイコンとして表現した、ヴァ―ジルの代名詞ともいわれる”引用符”を取り入れたデザイン。ヴァージルのデザインにはアイロニーとユーモアが込められている、とヴァージル本人は語っている。コレクションは、全部で15商品。
コレクション概要 |
コレクション名/ MARKERAD/マルケラッド
販売開始/2019年11月1日(金)発売 ※なくなり次第終了
商品の種類/全15種類
店舗によって販売方法が異なるため、各イケアストア(www.ikea.jp/store)のウェブサイトにて確認必要。
写真上段左より
チェア 19世紀の木工職人が製作したスウェーデンの 「pinnstol(木製チェア)」へのトリビュートとしてデザインされたチェア。
バックライト付きアート レオナルドダヴィンチの代表作“モナ・リザ” へのトリビュート作品。
キャリーバッグMサイズ ヴァ―ジルの”引用符”でアート作品になったキャリーバッグ。
写真下段左より
ウォールクロック 作動音が気にならない静かなクオーツ時計。デザインセッションによって誕生。
掛け布団カバー&枕カバー サステナブルな綿花 でつくられているカバー類。ヴァ―ジルの名前とイケアの本拠地を印字。
ラグ パイル長 グリーンカラーが部屋のアクセントに。アート作品としても楽しめるラグ。
「どのアイテムも誇らしさを感じられるものであってほしいし、それをみんなが手にする最大の理由が”デザインがいいから”であってほしいですね。僕のつくるものにはいつも裏のメッセージがあります。ちょっとしたアイロニーと、人間的なつながり」 ―ヴァ―ジル・アブロー
「ミレニアル世代にとっては、機能面をクリアしていることは基本であり当然。彼らはさらにそこに付加価値を求めています。そのプロダクトに愛着が持てるようになる要素を」 ―ヘンリック・モスト
(イケア公式サイトより)
2018年12月のプレローンチイベント“STILL LOADING”での様子(写真上)。左からヘンリック・モスト氏、ヴァージル・アブロー氏、黒田俊介氏。「MARKERAD/マルケラッド」特別展示ではヴァージル・アブロー直筆のデザイン画も展示された(写真下)。
(男の隠れ家ONLINE2018年12月17日より)
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