パナソニック映像制作の4K/8K作品が「ルミエール・ジャパン・アワード2019」でダブル受賞

south65_editor

5年前

先進映像協会日本部会主催の「ルミエール・ジャパン・アワード2019」にて、パナソニック映像が制作した4Kと8Kの2作品が受賞。今回受賞したのは、4K「Joy lives in New Orleans Jazz」がグランプリ、8K「THE GIFT」が特別賞を受賞した。
ジャズを題材にした２作品は、演奏シーンとインタビューで綴られるドキュメンタリー。ライヴシーンが撮影されたのは、ジャズ発祥の地アメリカ・ニューオーリンに現存するライブハウス「Preservation Hall」だ。
「Joy lives in New Orleans Jazz」は、1月18日に開催された第4回関前諸島岡村島映画祭でも最優秀映像賞を受賞している。

「ホール自体は本当に狭くて古いライブハウスですが、ロケーションがいいんですよ。古臭いところがいい」と、昨年、一昨年とルミエール賞を受賞した作品もプロデュースを担当していた、パナソニック映像プロデューサーディレクターの安楽直樹氏。

「見ていて楽しいものにしたいと思い、今回はエンターテインメントなものにトライしてみようと。点光源を入れてみたり、他にも撮影用の照明をいくつかプラスして、言ってみれば＜HDR映え＞するように。それから管楽器の独特な光沢感、長い間引き継がれてきた楽器をリアルに表現するための工夫もしてみましたが、結構うまくいったなあと思っています」

今回は8Kのカメラ助手として参加した、パナソニック映像カメラマンの坂口政也氏。
「現場では8Kの撮影時にHDモニターしかなかったので、どんな風に撮れているのか確認できなかったのですが、帰ってきてから編集室で8Kの映像を見て、かなりリアルなのには驚きました。最近は4Kでの撮影が、国内海外問わず増えていますね。4Kは、とにかくフォーカスがシビア。撮影時に一番心がけていることですね」