出来上がったばかりのワインをテイスティングしながら、笑顔を見せる3人。
写真右より
アルベール・ビショー テクニカル・ディレクター兼チーフ・ワインメーカー アラン・セルヴォー氏
アルベール・ビショー代表取締役社長（6代目当主） アルベリック・ビショー氏
アルベール・ビショー アシスタント・テクニカル・ディレクター マチュー・マンジュノ氏
今年は11月19日に解禁日を迎える「ボージョレ・ヌーヴォー」。10月12日にはフランスから第一便が出発、13日に日本へ到着。当日行われたオンライン発表会では、メルシャンとは40年以上の付き合いのあるアルベール・ビショー社と中継をつなぎ、メルシャンとビショー社のパートナーシップについて、また今年の「ボージョレ・ヌーヴォー」について語った。
ブルゴーニュ地方の中心、『美食の都』と称されるコート・ド・ボーヌ地区ボーヌ市に本拠地を置き、180年以上の歴史を持つアルベール・ビショー社。同社から、代表取締役社長のアルベリック・ビショー氏ら3名が参加、日本への出荷を終えたばかりのボージョレ・ヌーヴォーの出来栄えや、新型コロナウイルス感染拡大という大きな障害に直面する中でどのようにワイン造りに取り組んできたかなど 、生産者からの生の声を聞く機会に恵まれた。
アルベール・ビショー社の今年の状況について
コロナ禍により3月下旬から4月上旬まで２週間の間ワイナリーを閉鎖し、ワイナリー内に対策安全委員会をつくりルールを決めるなど社内で対策を実施してきたビショー社。その対策のおかげでコロナの影響を受けることなく作業できたのは嬉しく思うと語るアルベリック・ビショー氏。毎年葡萄を収穫する人を集めているが、今年は大変でフェイスブックなどソーシャルメディアを活用して人を集めたり、収穫する人のランチも一人ひとりのプレートで提供したり、天気の良い日は外で食べるなど安心と安全の配慮に尽力した。
メルシャン社とのパートナーシップについて
安心安全で品質の高いワインを届けるために、ビショー社は毎日改善、そして努力している。メルシャン社とは長い期間協力体制をとっており、常にパッケージングやボトリングなど技術的なところに関して互いに意見を交わしながら、ビショー商品の品質アップに役立てている。製造が始まる前の4・5月から一緒にディスカッションしながら進め、ワインの生産期間はメルシャン社の社員が製造現場に立ち会っている。ヌーヴォーの期間は短期間に多くの量を生産しなければいけないから普段より緊張をもった現場だが、メルシャンと協力してお互いに効率的にしっかりと細かいところまで生産することに気をつけている。ヌーヴォーが終わった後も常に意見交換して、継続的な改善に勤め、ワインメーカーと一緒にその年のビンテージの試飲もしている。ボージョレ・ヌーヴォーの成功は両者のパートナーとして継続的な協力のもとにこの成功は成り立っていると信じている。
今年のワインの仕上がりについて
今年のワインは「太陽のワイン」。フランスの今夏は特に暑く、雨も少なかったため、実の成分が凝縮している。今年は例年より早く、発芽は3月、開花は5月頃に確認された。収穫も早いため、ボトリングに余裕ができていい状態を維持できた。暑さと雨の少なさにより、葡萄の収穫量は20％減ったが、濃縮感ある力強い葡萄が収穫できた。5月に心配されていた霜の影響も今年は無く、良い状態だった。
出来上がったばかりのワインをテイスティング、その出来栄えについてテクニカル・ディレクター兼チーフ・ワインメーカー アラン・セルヴォー氏がコメントしてくれた。詳細は次のページで。
出来上がったばかりのワインをアルベール・ビショー社代表取締役社長 アルベリック・ビショー氏、同 テクニカル・ディレクター兼チーフ・ワインメーカー アラン・セルヴォー氏、同 アシスタント・テクニカル・ディレクター マチュー・マンジュノ氏がテイスティング。その出来栄えについてアラン・セルヴォー氏がコメントしてくれた。それぞれのワインについては、以下の通りだ。
＊ボージョレ・ヌーヴォー 2020について
通常（のボージョレ・ヌーヴォー）といっても、ハイスタンダードな美しいワインです。非常にしっかりと色がでていて、アロマもでているし、華やかな香りもキャッチできる。日本に届くころには、凝縮されたもっとパワフルなワインになるので楽しみにしていてください。
左よりボージョレ・ヌーヴォー 750ml & 350ml、ボージョレ・ヌーヴォー ペットボトル
＊ボージョレ・ヌーヴォー ピンク 2020について
ヌーヴォーは基本赤ワインが多く、ピンクは非常に貴重なものです。かなり華やかな香りと、きれいな明るい色が出ていて、求めていた味わいになりました。
＊ボージョレ・ヌーヴォー酸化防止剤 無添加 2020について
無添加だとアロマを弱めてしまうリスクがあるが、良い出来の葡萄のため、レベルの高い仕上がりになっている。無添加に関しては、本来の葡萄とは違ういわゆるワインの香りというものが出ており、例外なく凝縮感がすごく強く、酸もしっかりと残り、自信をもってお客様にお届け出来るものになった。とにかく今夏は気候がよかった。暑かったため、赤いフルーツの香りや凝縮感を残せた（マンジュノ氏）。
左よりボージョレ・ヌーヴォー ピンク 750ml & 350ml、ボージョレ・ヌーヴォー 酸化防止剤無添加
生産者からのメッセージ
アルベリック・ビショー氏、アラン・セルヴォー氏、マチュー・マンジュノ氏より、日本のお客様へのメッセージをいただいた。
マチュー・マンジュノ氏
「良いワインというものは天候が導いてくれます。特に今年のワインはいいビンテージですので、飲まないとみなさん後悔しますよ。ぜひ飲んでみてください。」
アラン・セルヴォー氏
「特に今年は非常に大変な年ですので、日々のちょっとした小さな幸せ幸せだったり、楽しさを噛み締めて前向きに過ごしていただければと思う。ヌーヴォーは常に祝いのお酒ですので、このようなコロナ禍という環境ですが、楽しんでいただければ幸いです。」
アルベリック・ビショー氏
「今年は非常に厳しい大変な年になっています。毎年ヌーヴォーは特別なものだが、特にこのような大変な環境で造られたヌーヴォーというものは、さらに特別なもの。ぜひ家族友人と楽しんでください。健康にお気をつけください。すぐには無理かと思いますが、落ち着いたらワイナリーのほうへも足を運んでいただければ嬉しいです。メルシーボクウ。アリガトウゴザイマシタ。」
メルシャンからのメッセージ
写真右より、メルシャン株式会社 代表取締役社長 長林道生氏と同 マーケティング部輸入グループ 澁田翔平氏。
ボージョレ・ヌーヴォーは収穫してアルコール発酵後、すぐに瓶詰めされる。そのため、フレッシュでフルーティな味わいだ。「ボージョレ・ヌーヴォー」という言葉は知っていても、実は日本の市場がボージョレの生産者を支えているということを知っている人は多くはない。これは時差の関係で、日本では「ボージョレ・ヌーヴォー」が現地の人より先に飲める、つまり世界で一番最初に飲むことができることからかつてブームとなり、多く売れていたことが関係する。「ヌーヴォーだけでなく、クリュ・ボージョレも質の高いワインが揃っているので、もっとボージョレのワインを日本に紹介したい」とメルシャン社の長林社長と澁田氏。
というわけで、ボージョレ・ヌーヴォー解禁の11月19日から、インスタグラム投稿キャンペーンが始まる。クリュ・ボージョレが飲めるチャンス、詳細は公式サイトで。
| #ボージョレを飲もう インスタグラム投稿キャンペーン 概要 |
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| キャンペーンサイト／https://cp.kirin.jp/story/11943 アルベール・ビショー公式インスタグラムアカウント（@domainesalbertbichot）をフォローして参加 応募期間／2020年11月19日（木）0:00～12月31日（木）23:59まで 賞品内容・当選者数／ 「ドメーヌ・ド・ロシュグレ ムーラン・ア・ヴァン 2016」1本を抽選で10名様にプレゼント ■お問い合わせ お問い合わせフォーム：https://spr.ly/60081TRJC 受付時間／ 9:00～17:00（土・日・祝日・年末年始[12月30日~1月3日]を除く） ※受付時間外の場合は、返信までに時間がかかる場合あり。 ※問い合わせの際は、「@kirin.co.jp」からの連絡メールを受け取れるよう、迷惑メール防止設定を確認すること。※選考・当選に関する質問は不可。 |
アルベール・ビショー
https://www.kirin.co.jp/products/wine/bichot/
https://drinx.kirin.co.jp/wine/bichot/about/
アルベール・ビショー オリジナルサイト
https://www.albert-bichot.com/