フィンランド政府観光局(Visit Finland)が映画『TOVE/トーベ』の公開記念メディアイベントを10月8日に開催し、主演女優のアルマ・ポウスティさんがオンラインで登場した。
ムーミンの生みの親として知られるトーベ・ヤンソンの知られざる面を描いた映画『TOVE/トーベ』。数々の戦争を経て女性が社会への進出を迫られつつある時代を生きるトーベの生涯を描いた本作は、自由を求める気持ちと古き体質との確執、現実との葛藤といったような、現在にも通じる女性やマイノリティの問題、アイデンディティについて考えさせられる作品となっている。
イベントでは時代背景と作品の解説を交えつつ、フィンランドセンター Anna-Maria Wiljanen Ph. D., Director 所長がトーベの生涯を紹介。その後、トーベ役を演じたアルマ・ポウスティさんがオンラインで参加し、映画の撮影秘話などについて聞くことができた。祖父が俳優でトーベと長年の友人であったため、当時のことはよく覚えていないが5歳くらいの時に会っているという、アルマさん。
「トーベを演じるのはとてもハッピーで光栄でしたが、フィンランド人に愛されている方なので非常にプレッシャーと緊張もありました。(今回役を演じることで)誠実で強く生きたトーベの人生に触れることができて良かった。トーベは自由・人権・平等についてのロールモデルであり、同性愛が社会から認められなかった当時でも自分らしい生き方を貫いた、非常に勇敢な人。自由と人権のために戦った、そういうところは共感できるし、トーベのユーモアがあるところもすごく好きです」
「美しい自然があり安全で綺麗な国フィンランドは、映画の撮影地としておすすめ」と話すアルマさん。
フィンランド大使館敷地内にあるメッツァ・パビリオンにて、イベントの様子。
映画『TOVE/トーベ』オフィシャルサイト https://klockworx-v.com/tove/ Visit Finland visitfinland.com/ja/ |
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