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日本の子どもたちにナッツの魅力を伝えたい オーストラリア大使館が小学生に食育授業

マカデミアナッツと聞いて、私たち日本人がまず思い浮かべるのはハワイだろう。その理由は、ハワイ土産の定番・マカデミアナッツチョコのイメージが強いから。でも実はマカデミアナッツの発祥の地で、同時に世界1位の生産量(世界の30%)を誇るのはオーストラリア。そして原産国ではないもののアーモンドの生産量は世界2位(2020-2021年)で、このほかにもカシューナッツ、ヘーゼルナッツ、マカダミア、ピーカン、くるみ、ピスタチオなど7種類のナッツが商業生産されているオーストラリアは、世界有数のナッツ大国なのだ。もちろん生産するだけでなく、オーストラリアでは常日頃からナッツが食べられていて、オーストラリア人の食生活にとってナッツは欠かせないものなのだそうだ。そんなナッツの魅力を日本の子どもたちにも知ってもらおうと、東京・世田谷の国本小学校でオーストラリア大使館商務部主催の食育授業が6月21日に開催された。

6年生を対象に行われた今回の食育授業は、大使館商務部のマレイ・スペンス参事官によるオーストラリア産ナッツ紹介と、ナッツ料理研究家・音仲紗良(おとなか さら)氏のナッツの栄養解説の二部構成。オーストラリアの国紹介からスタートし、ナッツの生産過程や食べ方、そして世界共通の取り組みであるSDGsまでをスペンス参事官が流暢な日本語で紹介し、続いて音仲氏がナッツにまつわるクイズを織り交ぜながら、健康食品でもあるナッツの魅力を児童にもわかりやすく解説した。

これまでにも当サイトに何度か登場したオーストラリア大使館 商務部のマレイ・スペンス参事官が今回の講師。

食にまつわるイベントやPR活動などのサービスを展開する株式会社ぽかぽかてーぶるの代表でもある、ナッツ料理研究家・音仲紗良氏。

クイズを織り交ぜた授業の様子。

座学のあとはマカデミアナッツ殻割り体験。世界で一番硬い殻といわれるマカデミアナッツ。当然、素手で割ることは不可能なので、ここではオーストラリアで使われている2種類の道具が用いられた。

左の男子児童は、マカデミアナッツの殻を素手で割ろうと奮闘している。

専用の道具を使うとはいえ機械ではなく、あくまでも道具。小学生の力では割れるまでに四苦八苦。

なんとか殻を割って、マカデミアナッツの実を誇らしげに手にする児童たち。

お待ちかねの試食タイム。給食前にもかかわらず、配られたマカデミアナッツとアーモンドをすべて平らげた強者も。

授業の最後は、iPadを使った「まとめ」の時間。授業を通してナッツの魅力に触れた児童たちが、夏休みにマカデミアナッツやアーモンドをどんな料理で食べたいか、思い思いに入力していく。

入力が終わったら発表タイム。スイーツ系はもちろん、和食の惣菜に使いたいと発表する児童もいて驚かされた。

マカデミアナッツとアーモンド。どちらも日本での知名度・認知度は高いが、その栄養価や料理への活用法など、まだまだ知られていないことが多い。日本でもっとも親しまれている落花生(ピーナッツ)と比べると、料理のバリエーションは全然少ないのが現実だ。スペンス参事官によると、オーストラリアでは朝食のシリアルのトッピングにしたり、パウダーやペーストは料理に使われているという。せっかく健康によい食材なのだから、これをきっかけに日本でも少しずつメニューが増えて、より身近なものになるとよいなと今回の食育授業は考えさせてくれた。

オーストラリア大使館商務部ウェブサイト(貿易・投資関連情報)
http://www.austrade.gov.au/Local-Sites/Japan

オーストラリア・マカダミア協会
https://australian-macadamias.jp/

オーストラリア・アーモンド協会(英語)
https://australianalmonds.com.au/
レシピはこちら

オーストラリア・マカダミア協会
https://australian-macadamias.jp/recipe

オーストラリア・アーモンド協会(英語)
https://australianalmonds.com.au/recipe/?v=6cc98ba2045f

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