日本を代表するジャズミュージシャンが大挙出演し、豪華なステージを繰り広げる帝国ホテルのジャズイベント『インペリアル ジャズ 2023』が8月11日に大阪、8月14日には東京で開催された。
2004年からスタートした『インペリアル ジャズ』は、出演ミュージシャンの華麗な演奏はもちろんのこと、ベテランと若手のセッションも大きな魅力。実際、8月14日の東京公演では御年94歳の御大 秋満義孝とともに若手のハクエイ・キム、高木里代子が登場し、3人のピアニストによるスペシャルセッションを披露。普段はまず観ることができないメンツのステージに観客は酔いしれた。また大御所ピアニストの山下洋輔も、自身が学生時代に憧れていた秋満義孝とのステージに感激し、MCではそのうれしさを爆発させていたのが印象的だった。
今年の『インペリアル ジャズ』は、複数会場での着席鑑賞と、お酒や軽食を楽しみながら自由に回遊することの両方を自由に選べるスタイルが4年ぶりに復活。すべてのステージを観ようと会場感を駆け足で回る生粋のジャズファンの姿に、微笑ましいものを感じた。
東京公演(2023年8月14日開催)の模様
今年のスペシャルゲストヴォーカリストは、パワフルな歌声で観客を魅了するアジアの歌姫 マリーンと、元祖美女ジャズシンガー 阿川泰子。
新進気鋭の若手トランペッター 類家新平をフィーチャーした山下洋輔スペシャルカルテット。
ビブラフォン、ギター、ピアノの珍しい編成で観客を沸かせた宅間善之、小沼ようすけ、ハクエイ・キムのステージ。
職人芸的な演奏と観客を巻き込んだステージが魅力の外山喜雄とデキシーセインツ。
もうひとりのスペシャルゲスト、ヴァイオリニスト 寺井尚子によるスペシャルセッション。メンバーは荒川康男(B)、小山太郎(Dr)、高木里代子(Pf)、松岡“matzz”高廣(Perc)。
ファイナルステージには、この日の出演者が勢揃いした。
帝国ホテル 東京 東京都千代田区内幸町1-1-1 TEL.03-3504-1111(代表) https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/index.html |
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