1972年にフランス・パリで誕生し、今や世界15ヵ国にて刊行・展開しているレストランガイド『ゴ・エ・ミヨ』。その内容は単なる評価本にとどまらず、各国の食文化を掘り下げ、それぞれの土地の持つ地域性(テロワール)に注目することで食の「今」を伝えているのが特徴だ。評価の対象はレストランやシェフだけでなく、食材の生産者などにも注目して総合的に行われ、また「新しい才能の発見」にも力を入れることで新進気鋭のシェフをいち早く見出してきた。
日本での刊行は2017年にスタート。『ゴ・エ・ミヨ』が定める世界共通の基準のもとで「予約から見送りまで」を評価し、これまで数々の優れた料理店や新しい才能を見出してきた。先月19日に発行された全国版2刊目となる2024年版では、47都道府県から532軒の「今、行くべき店」が紹介されている。
発行日前日にパレスホテル東京で開催された授賞式では、毎年注目を集める「今年のシェフ賞」をはじめとする10の賞が、将来のさらなる活躍が期待されるシェフやソムリエ、パティシエ、生産者など14名に贈られた。
【今年のシェフ賞】に輝いたジョエル・ロブションの関谷 健一朗氏。
『ゴ・エ・ミヨ 2024』受賞者
【今年のシェフ賞】
関谷健一朗氏(東京/ジョエル・ロブション/フランス料理)
【明日のグランシェフ賞】
川嶋亨氏(石川/一本杉 川嶋/日本料理)
中村英利氏(東京/明寂/日本料理)
【期待の若手シェフ賞】
大野尚斗氏(福岡/Syn/フランス料理)
熊切大地氏(東京/波濤/寿司)
陣内翼氏(東京/Jfree/フランス料理)
【トランスミッション賞】
樋口宏江氏(三重/ラ・メール/フランス料理)
【ベストパティシエ賞】
ミケーレ・アッバテマルコ氏(東京/est/フランス料理)
【ベストソムリエ賞】
井黒卓氏(東京/ロオジエ/フランス料理)
【ベストサービス・ホスピタリティ賞】
牧村玉芳氏(東京/まき村/日本料理)
【トラディション賞】
山根一朗氏(島根/島根 美加登家/日本料理)
【イノベーション賞】
長谷川大樹氏(神奈川/さかな人)
【テロワール賞】
佐藤治樹氏(山形/出羽屋/日本料理)
長谷川博紀氏(北海道/JETFARM)
受賞者の面々(左から)大野尚斗氏、長谷川博紀氏、佐藤治樹氏、ミケーレ・アッバテマルコ氏、牧村玉芳氏、川嶋亨氏、関谷健一朗氏、樋口宏江氏、山根一朗氏、井黒卓氏、長谷川大樹氏、熊切大地氏(熊切氏欠席のため代理人が出席)。
『ゴ・エ・ミヨ 2024』 概要 |
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発売日/2024年3月19日 定価/3,300円(税込) 判型/A5変型判 ページ数/336ページ ISBN/978-4-344-95473-1 発行/株式会社ONODERA GROUP 発売/株式会社幻冬舎 掲載店舗数/532店 掲載エリア/全47都道府県 |