帝国ホテル 東京では、毎年大好評のイベント『英国フェア 2026』を8月31日(月)まで開催中。
連続開催11回目を迎える今年のテーマは、「British Summer Fruits & Tea ~Summer Retreat~」。色鮮やかな果物やハーブをふんだんに使用し、夏の暑さで疲れた身体を優しく癒やす、フェア限定の特別なメニューが多数登場する。
本館17階のバーラウンジ「インペリアルラウンジ アクア」では、様々なハーブを取り入れたアフタヌーンティーや、1日1組限定のバトラーサービス付き特別プラン、さらには英国ビールと相性抜群のパブメニューを提供。本館1階のホテルショップ「ガルガンチュワ」では、英国の家庭料理をアレンジした新作スイーツやベーカリー、惣菜などをテイクアウトで楽しむことができる。
本記事では、6月に開催されたメディア招待会の様子とともに、本フェアのあふれる魅力をお届けしよう。
ハーブとフルーツで彩る夏の英国。笠原シェフが語るアフタヌーンティーの魅力
帝国ホテル 東京「インペリアルラウンジ アクア」のシェフを務める笠原氏は、今年のアフタヌーンティーに込めた思いを次のように語る。
「今年はハーブやみずみずしいフルーツを取り入れ、夏の暑さで疲れた体を癒やしていただきたいと思いを込めてご用意いたしました」
メニューには、イギリス産ラム肉を使用し、ハーブガーデンをイメージして様々なハーブを散らした「ラムパティ」や、イチゴのピューレと一緒に柔らかく煮込んだルバーブをラベンダー香るライチのジュレで仕上げた「ルバーブのタルトレット」など、趣向を凝らした品々が並ぶ。また、英国大使館のレシピを元にアレンジして作成したストロベリーバジルショートケーキやレモンポセットも注目の一品だ。
「毎年ご好評いただいているロイヤルクラウンダービーの茶器を使用したウィズ バトラー プランや、バータイムのパブメニューもご用意しております。1日1組限定のウィズ バトラー プランは毎年ご好評をいただいております。去年に引き続き今年もロイヤルクラウンダービーの茶器を使用し、バータイムのパブメニューもご用意しております。今年しか味わえない夏のイギリスを、アクアで感じていただけたらと思いを込めて作りました」
多様な風土が生み出す高品質な英国食材。
英国フェアの後援を務める英国政府より、駐日英国大使館 農業アタッシェの一等書記官、カトリーン佐々木氏も登壇。英国と日本の強固な関係性に触れつつ、英国の多様な食文化の魅力をアピールした。
「英国にはとても豊かで、幅広い食文化があります。イングリッシュスパークリングワイン、ウイスキー、ジン、アフタヌーンティー、海鮮、精肉、チーズなど、さまざまな食品や飲料がその魅力を物語っています。この多様性は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドそれぞれの風土や伝統を反映しており、大きな魅力のひとつです」
今年のフェアでは、豊かな牧草地で育てられた深い味わいのウェールズ産ラム肉、高品質なスコットランド産サーモン、地域ごとの長い伝統を持つ英国産チーズなどが提供されている。メニューの一部は英国大使公邸シェフのフレデリック・ウォルター氏が監修しており、佐々木氏は「皆様にとって、英国の食品飲料の新しい魅力を発見する機会となり、英国の食材が持つクオリティ、バラエティ、そして温かさを感じていただければ幸いです」と期待を寄せた。
サステナブルで体に優しい紅茶「SUKI TEA」
日本で16年以上にわたり「SUKI TEA(スキティー)」を紹介し続けている株式会社夢織の専務取締役・萬田克佳氏が、SUKI TEAの看板紅茶である「ベルファストブリュー」の魅力について語った。
「アイルランドのブレックファストティーは、イングリッシュブレックファストよりもコクがあり、かつ最後はスムースな味わいが特徴です。ミルクとの相性も抜群で、創業以来20年以上ロングセラーとなっています」
SUKI TEAは「美味しく、体に優しく、環境に優しい」ことをテーマに創業したサステナブルなブランド。革新だけでなく伝統も重んじる姿勢が評価され、スコットランドの由緒あるお城のティールームなどでも提供されているという。今回は、通常は北アイルランドのヒルズバラ城に行かなければ飲めない特別な紅茶(オレンジの缶)も日本限定で登場。同城が所有する農園をイメージし、アールグレイをベースにパイナップルとキンセンカの花を配合した特別なブレンドだ。
さらに、7月24日と25日にはSUKI TEAの創業者であり、世界の紅茶指導者への教育も行うオスカー・ウーレー氏を招いた特別セミナーも開催される予定だ(※7月25日は好評につき満席)。
英国の夏を象徴する奇跡の泡「ミドフラワー スパークリング エルダーフラワー」
ウェールズの商材を主に扱うミント物産株式会社の代表取締役・石川博規氏は、英国の夏を象徴する「ミドフラワー スパークリング エルダーフラワー」を紹介。
通常、エルダーフラワーはシロップ漬けの「コーディアル」として楽しまれることが多いが、ドリンクにするとどうしても甘みが残ってしまう。そこでケンブリッジ出身の創業者が開発したのが、糖分をシャンパーニュ酵母で自然発酵させた微発泡の低アルコールドリンクだ。
「シャンパーニュ酵母のしっかりとした上質な香りに、エルダーフラワーのほのかな香りが混ざった、爽やかで飲みやすい商品です」と石川氏。英国においてエルダーフラワーは「精霊が宿る木」として古代から神聖視されており、『ハリー・ポッター』の魔法の杖の素材としても知られている。
「精霊の息吹が泡の中に入っておりますので、我々は勝手に『ウェールズの奇跡の泡』と呼んでいます。アルコール度数5.3%と軽めなので、昼間からのアフタヌーンティーにもぴったりです」と、その魅力を語った。
女王が愛したエレガントな茶器「ロイヤルクラウンダービー」
イギリスで最も歴史のある磁器メーカー「ロイヤルクラウンダービー」。そのすべての製品を英国内で脈々と作り続けていると語るのは、British Trade Japanの天野光太郎氏だ。今回のフェアでは、同ブランドの中でも最もエレガントで人気のあるシリーズ「ロイヤルアントワネット」が、1日1組限定のバトラープランで使用される(※好評につき満席)。
「こちらのシリーズは、エリザベス女王がウィンザー城にて朝食の際に愛用されていた器です。今年はエリザベス女王の生誕100年という記念の年ですので、まさにぴったりの器かと思っております」
ロココ時代のドレスを象徴するような波打つシェイプに、マリー・アントワネットが好んだバラや矢車菊のガーランド。さらに、美しく儚いものの象徴として「星」が多数描かれているのも、この器の珍しい特徴だという。気品あふれる茶器が、アフタヌーンティーに華を添える。
※各登壇者のスピーチ動画はこちら
フェアメニュー紹介
メディア招待会で行われた試食会では、各担当シェフからメニュー開発の裏話も飛び出した。
■インペリアルラウンジ アクア(本館17階)
セイボリー担当の笠原シェフのイチ押しは、英国産ラム肉を使用した「ラムパティ」と、ココナッツカレー風味のスープ「マリガトーニ」の組み合わせ。一見するとカレー味とは気づかないスープだが、「日本にカレーが伝わったのはイギリスのカレー粉からという話が残っているくらい、イギリスではカレースープは有名なものです」と笠原シェフ。
マリガトーニ
ペストリー担当の西川シェフが手掛けた「ストロベリーバジルショートケーキ」は、英国大使館のレシピをアレンジ。新鮮なイチゴから水分が出すぎるのを防ぐため、あえて生クリームの方にバジルをアンフュージョン(香り付け)し、スーッとした爽やかな口どけを実現した。また、バッキンガムキャロットケーキの上に乗った小さなニンジンの飾りは、プラスチックチョコレートを使い、シロップを混ぜて粘土状にしたものを一つひとつ手作りし、ナイフで線を入れ、先端にローズマリーを刺すという驚きの精巧さだ。
バッキンガムキャロットケーキ ※バトラー付プラン限定
ベーカリー担当の田幡スーシェフが所属するベーカリーで焼き上げた「ラムパティ」と「ルバーブのタルトレット」の器は、ブリオッシュ生地にバターを折り込んだ「ブリオッシュ·フィユテ」。サクサクとした豊かなバターの香りが、中に詰まった具材の味わいを一層引き立てていた。
ルバーブのタルトレット
■ホテルショップ「ガルガンチュワ」(本館1階)
英国の風を感じられるテイクアウト商品も見逃せない。スパイスが豊かに香る「バッキンガムキャロットケーキ」や、イチゴゼリーとルバーブのコンフィチュールが美しい層をなす伝統のグラスデザート「トライフル」など、見た目にも華やかな新作スイーツが揃う。
トライフル
また、チャールズ国王の戴冠式の昼食会で提供されたレシピを再現した「コロネーションキッシュ」や、英国のイースターに欠かせない「ホットクロスバンズ」、ボリューム満点の「フィッシュ&チップス モルトビネガー添え」、爽やかな甘みが特徴の「ルバーブ オレンジ」など、本格的な惣菜やベーカリー商品も充実している。
コロネーションキッシュ
伝統と革新が交差する英国の食文化。その奥深さを、帝国ホテルならではの洗練されたアレンジで五感を通して堪能できる貴重な機会だ。今年の夏は都会の喧騒を離れ、特別な「サマーリトリート(夏の避暑)」を帝国ホテル 東京で心ゆくまで楽しんでみてはいかがだろう。
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