South65

堺市が歴史資産整備に向けてクラウドファインディングによる寄付を募集「堺鉄砲鍛冶屋敷再生プロジェクト」

写真上/堺鉄砲鍛冶屋敷屋敷 井上関右衛門家 外観(現在)

大阪府堺市が、日本で唯一現存する江戸時代の鉄砲鍛冶屋敷屋敷の保存修理と「(仮)堺鉄砲鍛冶屋敷ミュージアム」として令和5年度公開を目指し、ふるさと納税型クラウドファインディングによる寄付を募集中。

堺市に現存する「井上関右衛門家」は、江戸時代を通じて鉄砲生産に携わった家系。その屋敷は江戸時代前期の鉄砲鍛冶屋敷としては全国唯一であり、市の指定有形文化財になっている。2014年には井上家の蔵からは総点数2万点をこえる資料が発見され、堺市と関西大学の共同研究調査の結果、日本の鉄砲生産の歴史にとって第一級の資料であることが判明した。

「(仮)堺鉄砲鍛冶屋敷ミュージアム」は、堺の主要産業であった鉄砲の歴史や鉄砲製造の工程を知るだけでなく、近世の鉄砲鍛冶産業や町家での生活を紹介、所蔵資料の調査研究や、最新の調査結果の発表など普及創造活動にも活用される。


【日本でただ一つ!】~堺のものづくりの原点~堺鉄砲鍛冶屋敷再生プロジェクト 概要
募集期間/2020 年7月22日(水)〜2020年10月19日(月)まで
目標金額/1,000万円
寄附者特典/5,000円以上寄附で主屋に葺く瓦に名前を記入いただけます。
※堺市民以外の方については、寄附金額に応じ別途用意する返礼品からの選択も可能。
※本クラウドファンディングへの寄附は、ふるさと納税制度による税額控除を受けることができます。
URL:
https://www.furusato-tax.jp/gcf/949
QRコードはこちら↓


8月19日からは企画展「蔵のとびらを開いてみれば~堺鉄砲鍛冶屋敷 井上関右衛門家」を開催。
本企画展では、井上家の貴重な資料から、鉄砲をめぐるものづくりの流れや、取引の実態を知ることができる。

新発見の通(かよい)
企画展「蔵のとびらを開いてみれば~堺鉄砲鍛冶屋敷 井上関右衛門家」概要
会期/2020年8月19日(水)~9月14日(月)(会期中休館日なし)
時間/9:00~18:00(最終入館17:30)
主催/堺市 関西大学
観覧料/大人300円、高校生200円、中学生以下100円
※上記観覧料で「千利休茶の湯館」「与謝野晶子記念館」も観覧可。
さかい利晶の杜企画展詳細ページ
モバイルバージョンを終了