
【実飲レビュー】香りが約2倍に!? 新旧「紅茶花伝 ロイヤルミルクティー」を飲み比べてみた。深まる秋に楽しみたい“余韻”とは。
肌寒さを感じる今日この頃。喉を潤すだけのさっぱりとした飲み物から、少しコクのある、重厚な味わいの飲み物が恋しくなる季節の到来だ。そんな時、ふと手に取りたくなるのがミルクティーだが、より濃厚でリッチな気分に浸らせてくれるロイヤルミルクティーは、これからの寒い季節にぴったりの存在である。
そんな中、定番の「紅茶花伝 ロイヤルミルクティー」が10月20日より全国でリニューアル発売された。なんでも、紅茶の香りが従来品に比べて約2倍(※)になり、さらにその味わいの「余韻」が楽しめるように進化したらしい。
慣れ親しんだあの味が、どう変わったのか。本当に香りは増しているのか。実際にリニューアル前とリニューアル後の新旧商品を飲み比べ、その真価を確かめてみた。
※製品の香気成分量(メーカー従来製品比、日本コカ・コーラ調べ)
リニューアルした「紅茶花伝 ロイヤルミルクティー」とは

実飲の前に、今回のリニューアルのポイントを整理しておこう。コカ・コーラシステムによると、新しい「紅茶花伝 ロイヤルミルクティー」の最大の特徴は、紅茶の香りと味わいの“余韻”の強化である。1992年のブランド誕生以来こだわってきた「厳選素材とおいしいひと手間」はそのままに、以下の点が進化している。
香りが約2倍に向上
メーカーの香気分析によると、新製品の香り成分量は従来品比で約2倍に。
こだわりの製法
手摘みセイロン茶葉を100%使用し、抽出温度を高めることで紅茶本来の香りと味わいを際立たせた。
パッケージ刷新
ブランドを象徴するロイヤルブルーを基調に、ミルクと紅茶が織りなす様子をラインで表現した新デザイン。
単に濃くしたわけではなく、飲んだ後に広がる「紅茶感」を重視した設計なわけだ。期待が高まる。
リニューアル前とリニューアル後の「紅茶花伝 ロイヤルミルクティー」を飲み比べ
では、いざ実飲。リニューアル前の従来品と、今回の新商品を飲み比べてみる。
まずは一口。
正直なところ、単体で飲んだだけでは「あ、いつもの美味しい紅茶花伝だ」で終わっていたかもしれない。しかし、新旧を交互に飲み比べてみると、その違いは歴然としていた。
際立つ「紅茶感」と茶葉の風味
もっとも大きな違いは、やはり茶葉の風味である。新しい「紅茶花伝」は、口に含んだ瞬間から飲み込んだ後にかけて、茶葉の香りが以前よりもはっきりと感じられる。これがブランドの謳う「紅茶感」なのだろう。製品全体としての香りの豊かさが底上げされている印象だ。
「ミルクミルク」していない、洗練されたバランス
味わいについては、ストレートティーに近い風味に、ミルクが絶妙に調和したイメージ。ミルクミルクした重たさは、良い意味で控えめ。
どちらかというと従来品よりも飲み口が軽く、スッキリとしているのが特徴的だ。他社の濃厚系ミルクティーとは一線を画す、紅茶本来のキレを活かした仕上がりとなっている。
ゆっくりと味わいたくなるリラックス感
喉の渇きを癒やすためにガブガブと飲む類のものではない。自宅でのお気に入りのコップに移し替え、少しずつ口に運ぶ。そんな飲み方が似合う。
濃すぎず、かといって薄くもない。全体的に飲みやすいバランスに仕上がっているため、「甘ったるいミルクティーはそこまで……」と敬遠していた人にも、ぜひ試してほしい味わいである。まさに、ほっと一息つきたい時のリラックス感を与えてくれる一杯だ。
この冬、深みのある“余韻”を愉しむ
香りが約2倍となり、紅茶本来の深みと心地よい余韻が強化された、新しい「紅茶花伝 ロイヤルミルクティー」。
今回のリニューアルでは、単なる濃厚さの追求ではなく、紅茶の香り高さとスッキリとした後味の両立が見事に実現されていた。仕事の合間の気分転換や、家でのくつろぎ時間など、深まる秋から冬にかけて心も体も温まりたい時に、この進化した“余韻”を味わってみてはいかがだろうか。

