明治 ザ・チョコレートが産地別ラインアップにリニューアル
近場に専門店がなくても手に入るBEAN to BARチョコレート「明治 ザ・チョコレート」がリニューアル。ベネズエラやブラジルなどの産地ごとにラインアップ分けされて、それぞれの香味や味わいの違いが愉しめるようになった。
もともとカカオ豆(BEAN)から板チョコ(BAR)までを一貫製造するのがBEAN to BARチョコレート。そう考えると、このリニューアルまでの流れは至極当然のことかもしれないが、これがチェーン店が数店舗の専門店ならまだしも、全国に流通網をもつ大手食品メーカーの商品だから少々驚いた。産地別にすることで売上のバラツキが出るのでは、など勝手に邪推してしまったのだ。
そこで、9月29日に発売された4つの明治 ザ・チョコレートを実際に食べて比べてみた。カカオ含有量は4つとも70%なので条件は同じ。ところが、やはり味わいと香りが4つとも異なるのだ。それぞれの産地をカカオベルトの地図上(下図)で見ると、隣接しているからそんなに味に違いが出るはずはないのでは? と一瞬考えたのだが、よくよく考えると我々日本人が普段目にする日本地図の縮尺とこの地域の縮尺は大きく違うことに気づいた。この中で小国ドミニカ共和国を除いて一番小さいベネズエラでさえ、その国土面積は日本のおよそ2.5倍はある(ブラジルに至っては日本の22.5倍以上)。味や香りに違いが出るのは当然だ。
それぞれの香味は「ナッティ」「フルーティ」「フローラル」「スパイシー」の4つに分けられる。もちろん人それぞれ好みはあるだろうし、おそらく子どもには甘くないから受け入れられないだろうが、個人的な感想としては「どれも美味い」。爽やかな香りがほしい時はブラジルとか、コクのあるチョコが食べたい時はベネズエラとか、その時々の気分に合わせてチョイスする食べ方がベスト。それとオススメしたいのが、「買う時は全種類まとめて」。食べたい時に食べたいフレーバーが手に入らなかったらストレスの元。それを避けるためにもぜひ。
明治 ザ・チョコレート ベネズエラカカオ70
<ナッティな香りのカカオ>
明治 ザ・チョコレート ブラジルカカオ70
<フルーティな香りのカカオ>
明治 ザ・チョコレート ペルーカカオ70
<フローラルな香りのカカオ>
明治 ザ・チョコレート ドミニカ共和国カカオ70
<スパイシーな香りのカカオ>
明治 ザ・チョコレート 概要 |
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参考小売価格/各220円(税別) 内容量/各50g meiji.co.jp/products/brand/the-chocolate/ |
現在、明治 ザ・チョコレート公式HPではソムリエ田崎真也氏おすすめのペアリングを紹介中。どんなワインにどの産地が合うのかがバッチリ分かるぞ。
ソムリエ田崎真也おすすめのペアリング
meiji.co.jp/products/brand/the-chocolate/mariage/