中古住宅はオンラインで見つける時代? 購入検討者の6人に1人が登録するオンラインマーケット「カウカモ」
新築にしろ、中古にしろ、住宅を賃貸ではなく購入するのは人生の中でも一度あるかないかの一大事。とくに、図面の段階から関わることもできる新築住宅に比べ、すでに他の人が住んでいた中古住宅の購入を検討する人にとっては、決して安い買い物ではないだけに慎重にならざるをえず、結果なかなかよい物件に巡り合えないというジレンマがあるのでは。
そんな中古住宅探しだが、最近ではオンラインで物件を探す人が増えてきているのだそうだ。総務省統計局の調査によると、東京・横浜エリアの世帯主の年齢が50歳未満のうち、5年以内に「できれば住み替えたい」と答えた人の数が180万人なのだが、中古住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ)」の登録会員数は30万人。中古住宅購入検討者の実に6人に1人が、このオンラインマーケットを活用しているわけだ。
ここまで書くと、「なかなか良い物件に出会えないんだよね」という購入検討者のためだけのサービスだと思われるかもしれないが、実は「なかなか買い手が見つからない」という売却の悩みにも対応しているのがカウカモの強み。もちろん、どんな物件でもというわけではないが、管理状態を含めた「不動産としての魅力」と「デザイン性の高さ」両方の観点で目利きして良質な物件を見極め、その魅力をオンライン上の紹介記事で訴求することで早期&高値の売却を実現しているという。
実際、個人の売主で他社で売りに出してもまったく買い手がつかなかった築40年超のマンションが掲載から16日で契約までこぎつけたり、37日間で83件の内見希望が集まるなど、様々なミラクルが起こったそうだ。カウカモのサイトを覗いてみると、そのミラクルの理由がなんとなくわかる気がする。まず一覧にズラリと並んだ物件写真だが、外観なら外観だけと行った統一性はなく、それぞれの物件の一番魅力的な部分が切り取られたカットが選ばれている。また写真下には物件ごとに不動産とは思えないキャッチコピーが。〈動と静の合流地点〉や〈三軒茶屋で恋に落ちた〉など、一見すると「?」的な文言ばかりだが、思わず目に留まって詳細を知りたくさせるセンスは素晴らしい。クリックすると、内観は使い勝手、外観は周辺の様子を含めてわかりやすく記事化されており、読み進めていくと無意識のうちに自分がそこで暮らしている日常を想像してしまう。
また、物件購入だけでなく、購入決定後のリノベーションに力を入れているのもカウカモの魅力のひとつ。通常、オーダーメイドでフルリノベーションをすると、自由度が高い反面で建材や設備を一つひとつ決めるのが大変なのだが、カウカモでフルオーダーリノベーション、部分リノベーションに加え、定額パッケージリノベーションの「プリメイドリノベーション」を導入。これは、リノベーションされていない中古物件を購入し、あらかじめ用意されている6つのデザインテイストから好みに合わせて選択し、間取りを決めることでプランが完了するというもの。
完全に自分好みにしたいならフルリノベーションのほうがいいと思うかもしれないが、決めることが多すぎて後半になると結構いい加減になってしまいがちだし、実際に住み始めると「なんでこんなドアノブを選んじゃったんだろう」とか、「ここの床は板張りにしとけばよかった」といった後悔はよく聞く話。途中から判断力が鈍って後から後悔するくらいなら、好みのテイストを伝えて、後は専門家にお任せするほうが手間も抑えられて、しかもパッケージだから安価にできるからおすすめだ。
プリメイドリノベーションのデザインのひとつ「アドバンス」の内装を施したショールームを準備されているから、中古物件に興味があればぜひ予約して行ってみては。実際に素材や設備に触れられるし、スマホアプリを使ってVRでデザインを比較することもできるぞ。
プリメイドリノベーションのイメージ。これらの6つの写真はすべて同じ物件。専用のスマホアプリで部屋の中を覗くと、異なったリノベーション後のイメージがVR表示される。
カウカモ cowcamo.jp/ |