大分県がアマビエ×シンフロで終息祈願動画『うちフロ』を公開

全都道府県で緊急事態宣言が解かれたとはいえ、県境を超える観光の解禁は6月下旬以降。本格的にストレスの溜まった心身を県外の温泉地で癒す旅行に出かけられるのは、まだ少し先のことだ。そんな中、大分県が新型コロナウイルス終息を祈願した動画『うちフロ』を公開。大分県といえば、日本一の温泉県であると同時に『シンフロ』(2015年)や『プレミアムフロイデー』(2017年)など、温泉を題材にしたクオリティの高いコミカルな動画づくりにも定評があることで知られている。さて、今度はどんな高クオリティ動画が観られるのかとリンクをクリックしてぶっ飛んだ。なんと、そこには人が一切登場せず、代わりにあの妖怪アマビエが温泉でシンフロしているではないか。

もちろん、これはギャグでも悪ふざけでもなく、大分県という自治体が真剣に制作したもの。そこには「疫病が流行った時には、自分の姿を絵に描いて人々に見せるように」というアマビエの伝説を現代風に映像で表現することによるコロナ終息への願い、そして入浴にはウイルスの洗浄効果や免疫力を高める効果があることの訴求・啓発という深い意味があるのだ。また、全編を通して流れる瀧廉太郎(大分県出身)作曲の「花」の替え歌にも注目したい。誰が歌っているのかは公表されていないが、子どもにもわかりやすく、大人でも楽しめる歌詞を異常なまでに本格的に歌い上げた様は秀逸だ。この動画を観て、来たる県境超え観光解禁の日を待つことにしよう。

プレゼントキャンペーンも開催!

Twitterで「うちフロ(@uchifuro)」アカウントをフォローして動画ツイートをリツイートすると、「湯の花」が1000名に当たるプレゼントされるキャンペーンも開催中。「湯の花」とは大分県別府市明礬温泉の活発な温泉蒸気を結晶させて作られる天然の入浴剤。今回は大分県の旅館やホテルの女将たち1000人が、パッケージ一つひとつにメッセージを手書きしたものが贈られる。

おんせん県おおいた うちフロ公式HP onsenkenoita.com/
おんせん県おおいた うちフロ公式Twitter twitter.com/uchifuro