
まだ間に合う「おせち」選び。読者と20年作り上げたハルメクの実力は本物か?【実食レポート】
今年も残すところ、あと一月半足らず。慌ただしい師走が過ぎれば、すぐに新しい年がやってくる。新年の食卓に欠かせないものといえば、やはり「おせち料理」。しかし、その準備を思うと頭が痛い、という人も少なくないはずだ。
一から手作りするのは愛情がこもるが、膨大な時間と手間がかかる。かといって市販品を注文しようにも、「もうこのタイミングでは手遅れかもしれない」と諦めかけてはいないだろうか。
まず、その心配は無用だ。今回紹介する「ハルメクのおせち」の申し込み締め切りは12月4日(木)。今からでも十分に間に合う。
しかし、次に浮かぶのは味に対する懸念だ。「お取り寄せのおせちは、味が濃くて途中で飽きてしまう」「以前、別のおせちを取り寄せたが正直おいしくなかった」。そんな経験談を一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。
今回、幸運にもその「ハルメクのおせち」を試食する機会に恵まれた。雑誌販売部数No.1を誇る『ハルメク』が、読者の声に耳を傾けながら20年も作り続けてきたというこだわりの逸品。その実力は本物なのか、率直な感想をここに記すことにしよう。
到着したおせちを実食
今回試食したのは、数あるラインナップの中でも特に人気が高いというスタンダードおせち「彩(あや)」の1人前。冷凍便で届いた一段重を、まずは冷蔵庫へ移して丸一日かけてじっくりと解凍。食べる前に2時間ほど常温に戻し、いよいよ開封の時を迎えた。
蓋を開ければ、そこは食の宝石箱

白木のお重の蓋を静かに持ち上げると、思わず「おお」と声が漏れた。そこに広がっていたのは、赤、黄、緑、黒と、色とりどりの料理がぎっしりと、そして美しく詰められた光景。まさしく「食の宝石箱」である。一つひとつの仕事が丁寧で、見ているだけで心が華やぐ。これが元日の食卓に並ぶと想像するだけで、気分が高揚してくる。
「彩」は、伝統的な和の品目に加え、ローストビーフや海老のチリソースといった洋風・中華メニューも巧みに盛り込まれているのが特徴だ。全26品目という品数の豊富さもさることながら、最後まで食べ飽きさせないための工夫が随所に見て取れる。
<彩>おしながき
(上左から右に)「鰤照焼・揚げ茄子浸し・若桃蜜煮」「いちじく入りクリームチーズ」「りんごきんとん」「金箔丹波黒豆煮・手毬餅・中華風くるみ飴炊き」
(中左から右に)「立山ポーク味噌漬・青森県産帆立燻製マスタードソース・大根田舎煮」「伊達巻柚子風味・スモークサーモン・モッツァレラチーズからすみ和え・鮑やわらか煮塩麹)・海老旨煮・田作りごま和え」「海老のチリソース・味付ブロッコリー」
(下左から右に)「真鯛の塩麹焼きトマトソース掛け・紅白なます」「ローストビーフ・大豆やわらか煮」「数の子松前漬いくら掛け」「蟹の土佐酢ジュレ・かぶら甘酢漬」
素材が活きる、からだ想いの「丁寧な味付け」
期待に胸を膨らませ、一品ずつ箸を進めていく。まず驚かされたのは、その「やさしい味付け」である。
定番の「黒豆」は、口に含むと驚くほどふっくらと柔らかい。甘さも実にごく上品で、ベタつくようなしつこさがない。これぞ素材の味を活かした炊き方だと感心させられる。さっぱりとした酸味が心地よい「りんごきんとん」も同様で、まるで上質な和菓子をいただいているかのようだ。

金箔丹波黒豆煮

りんごきんとん
プリッとした歯ごたえがたまらない「海老のチリソース」は、おせちの中では異色の存在だが、これがまた良いアクセントになっている。辛すぎず、甘すぎず、絶妙なバランスの味付けは老若男女問わず好まれるだろう。定番の「鰤照焼」は、身がパサつくことなくしっとりとしており、決してしょっぱくないタレが中までじんわりと染み込んでいる。

海老のチリソース

鰤照焼
全体を通して感じたのは、塩味や甘味が突出することなく、出汁の旨味や素材本来の風味を最大限に引き出そうという作り手の強い意志だ。これこそ、多くの人がお取り寄せおせちに抱く「味が濃い」という先入観を、根本から覆すものだった。
なぜハルメクのおせちは支持されるのか
今回、実食を通して感じた「からだにやさしい美味しさ」。その理由は、ハルメクのおせちが持つ独自性の高い開発プロセスにあった。
最大の特徴は、徹底した「読者参加型」であることだ。毎年、2,600人以上から集まる購入者アンケートや東京・大阪で合計120名ほどが参加する読者試食会を実施。そこで寄せられた「もっとこんな味がいい」「この食材は少し硬かった」といったリアルな声を一つひとつ拾い上げ、おせち職人と共に試作と改良を重ねて完成させるという。
そもそもこのおせちは、「私だって年末くらい、紅白をゆっくり見たいわよ」という読者の切実な声から生まれたものだ。20年もの長きにわたり、読者に寄り添い、読者と共に進化を続けてきたからこそ、多くの人が求める「本当に美味しいおせち」が実現できているのだろう。
年末の食卓に「安心」と「華やぎ」を
ハルメクのおせちは、単なる時短や豪華さを提供するだけの商品ではない。そこには、食べる人のからだを想うやさしい味付け、最後まで飽きさせない工夫、そして何より作り手と読者の想いが詰まっている。
「おせちの準備は大変」「でも、お取り寄せは味が心配」「今からではもう間に合わないかも」。そんな年末の憂鬱をすべて解消し、心豊かな新年を迎えるための、実に心強い選択肢がここにある。
| ハルメクのおせち2026 申込締切/2025年12月4日(木)まで 公式サイト/ https://ec.halmek.co.jp/shop/e/eosechi/ |

