カシミヤニットブランド「el alto」が国内工場と連携した独自の生産モデルを公開

el altoは、国内ニット工場へ生産時期の決定権を委ねることで、製造単価の適正化と在庫リスクの抑制を両立する独自の生産モデルを初めて公開しました。
生産効率を最大化する独自の生産モデル
el altoは、秋冬商品の企画を2月から4月までに完了させ、10月から11月の納期に向けて長期間の生産猶予を設けています。この期間中、工場は編み機の稼働予定や人員配置を考慮し、最も効率的なタイミングで生産を行うことが可能です。また、企画段階から工場の設備に合わせた仕様設計を行うことで、品質を保ちながら有利な製造単価を実現し、日本製カシミヤの価格競争力を高めています。
販売状況に応じた機動的な追加生産
同ブランドは需要予測の約70%を初回生産の目安とし、販売開始後は週単位で動向を見ながら追加発注を行っています。この取り組みの実績として、2025年9月から2026年2月にかけて展開したカシミヤ100%リブスヌードでは、初回と15回の追加発注で計16回の生産調整を実施しました。その結果、約5,000枚の販売に対してシーズン終了時の繰越在庫は約500枚にとどまり、消化率約90%を達成しています。
工場・消費者・ブランドの三方良しを実現
el altoが推進する生産モデルは、工場には安定した設備稼働環境を、消費者には高品質な製品を適正価格で提供し、ブランド側は過剰在庫を抑えるという三者にとって利益のある仕組みです。今後はAIによる需要予測の導入や生産管理の高度化を目指し、持続可能な事業運営を強化していく方針です。

