株式会社アグリ王と横浜ビールが循環型農業を可能にする「閉鎖型アクアポニックス システム」の試みを開始!
株式会社アグリ王、次世代の持続可能な農業技術を模索する取り組みとして、「閉鎖型アクアポニックス システム」を開発し、グリーンインフラにおけるコア技術と位置付け、社会実装にむけて進化させていきます。
革新的な閉鎖型アクアポニックス システム
「閉鎖型アクアポニックス システム」は、LED照明を活用した効率的な光合成と、魚の養殖水による栄養循環の組み合わせで、水や肥料の使用を最小限に抑えつつ、高品質な作物と魚の同時育成を可能にします。都市部や気候変動の影響を受けやすい地域でも安定した農業経営を実現するための一助となるでしょう。詳細URL:https://agri-oh.co.jp資源活用の一環としてのモルト粕の再利用
アグリ王は株式会社横浜ビールと共同で、ビール製造過程で生じる副産物「モルト粕」を活用し、循環型経済(サーキュラーエコノミー)の推進を行います。未活用のまま廃棄されていたモルト粕を養殖飼料としてアクアポニックス システムに活用することで、資源の有効活用と食品廃棄物の削減、養殖飼料の代替資源開発を目指すことが可能となります。農福連携による就労や生きがいづくりの促進
アグリ王は、農福連携、つまり障害者や高齢者が農業分野で活躍できるような取り組みに注力しています。農業分野で働くことで生きがいを感じ、社会との繋がりを持つ機会を提供する考え方は、多くの支持を受けています。新横浜 LED AGRI Lab.では地域の人々や企業向けに、最新の植物工場技術やアクアポニックスシステムについて学べる見学・体験イベントを開催しています。循環型経済を目指した実証実験
モルト粕を含む飼料で淡水魚「ホンモロコ」を養殖する実証実験を開始します。横浜ビールが運営するレストラン「UMAYA」では、養殖されたホンモロコをメニューとして提供する予定となっています。特に注目すべきは、モルト粕の再利用や、SDGsの達成、カーボンニュートラルの推進、循環型社会の構築につながる取り組みです。持続可能な農業経営へ向けた具体的な行動
本システムを運用することで、農薬や化学肥料を使用せずに、高品質な作物の安定生産を可能にする持続可能な農業技術への一歩を踏み出しました。また、新横浜LED菜園ではプレゼンテーションや体験イベントを通じて地域の方々や企業とつながりを持つ見学会を行っています。本取り組みは、資源循環の可能性を拡大し、一歩一歩ではありますが、持続可能な農業経営と社会の実現に向けて確実に進んでいます。