使用済みペットボトルがパッケージに生まれ変わる
ユニリーバ・ジャパンがプラスチックごみの循環利用を開始
ユニリーバ・ジャパン(本社:東京都目黒区)がプラスチックの使用量を減らして、ごみにしないための取り組みを進めている。世界中のプラスチック使用量は過去50年間で20倍に増加したが、回収・リサイクルされているのはわずか9%。その一方で海洋プラスチックや行き場のないプラスチックごみは世界中で問題になっている。そんな中、ユニリーバ・ジャパンがLBN-P(Less/Better/No-Plastic)を提唱し、今期はその中でも特に「Better Plastic」に注力していくという。すでに同社は「LUX」「Dove」「CLEAR」の2019年下期新製品で再生プラスチックを最大95%使用したパッケージを順次採用し、2020年までにはPET素材ボトルの100%再生プラスチック切り替えを目指している。この取り組みが成功すれば、年間約5200万本のペットボトルがシャンプーやボディウォッシュなどのパッケージに生まれ変わり、年間1300万トンのCO2削減に繋がるそう。また東京・目黒区に本社を構える同社は、今夏から区内で開催されるお祭りなどに積極的に参加し、飲み終わったペットボトルの回収などの活動を行っている。回収されたペットボトルは、同社製品のパッケージとして生まれ変わるという。また、この活動に加え、「NAKAMEGURO BLOCK PARTY」 において、来場者がプラスチックごみ問題を考えるきっかけになるようなインスタレーション 「Earth Table Project」の展示を新たに行った。
<参考>
ユニリーバのプラスチックへの取り組み
https://www.unilever.co.jp/sustainable-living/approach-to-plastic/