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”今日の気分“にぴったりな日本酒を探せるAI『KAORIUM for Sake』 紀ノ国屋 渋谷スクランブルスクエア店でのAI実証実験結果を公開

日本酒は辛口と甘口のどちらがお好みだろうか。日本酒を選ぶ際は大抵この2択から選ぶことが多いと思うが、例え辛口でも同じ味の辛口は存在しない。もちろん甘口も同様だ。となると、日本酒を選ぶには「辛口と甘口」というふたつの判断軸だけではなく、複雑な味わいや風味を考慮し、表現する必要があるわけだ。日本酒ソムリエでも明確に言い表すことが難しいとされる、そんな“日本酒の魅力”を言葉のデータベースとAIを使って表現してくれるツールが登場した。SCENTMATIC株式会社が開発した「KAORIUM for Sake(カオリウム・フォー・サケ)」だ。

嗅覚のデジタライゼーションによって新たな顧客体験を提案するSCENTMATIC株式会社は今回、紀ノ国屋 渋谷スクランブルスクエア店に「KAORIUM for Sake」を設置し、一カ月(※)にも及ぶAI実証実験を行った。そしてその結果、日本酒の大幅アップさせ、さらにペアリング効果によってお酒のつまみとなるフードの売上も上げさせることができた。

(※)2021年11月9日(火)〜12月8日(水)

KAORIUMに表示される商品のみを対象としたときの日本酒売り場への効果は、前月比で日本酒販売数は55%UP、日本酒売上は56%UPを記録した。今後の表示チューニングによって、さらに大きく貢献できる可能性も期待できるという。

また、ペアリング効果についてのAI実証実験も同時に開催。日本酒と相性抜群のフード(りんごやサラミ、ポテトチップスなど、同店取扱商品から5品目が対象)の組み合わせをレコメンドするペアリングサイネージを使用した結果、売上39%UP。特に、りんごは販売数67%UP、サラミは販売数3.1倍UP↑を記録した。

日本酒は酒類の中でも種類が豊富にあり、「どれを選んでよいかわからない」「ラベルやパッケージを見ても選べない」といった意見が多く、初心者には購入ハードルが高い商品。だが今回、「KAORIUM for Sake」を使うことによって “楽しく・迷わない”お酒選びができることが実証された。実証実験が終了したため現在は体験できないが、今後もしまたスーパーなどに「KAORIUM for Sake」が導入されたら、ぜひチャレンジしてみてはいかがだろう。

「KAORIUM for Sake」イメージ

SCENTMATIC株式会社
scentmatic.co.jp/
KAORIUM for Sake
scentmatic.co.jp/kaorium/sake/
問合せ先
scentmatic.co.jp/contact