ワークマン2024年秋冬新製品発表会:XShelter 着る“断熱材”シリーズの革命的な特長

ワークマンが世界初の無感覚ウェアを開発し、東京国際フォーラムで8月25日から27日の3日間開催された「ワークマン2024年秋冬新製品発表会」にて初披露した。「寒さも暑さも感じさせない究極の“無感覚”ウェア〜XShelter 着る“断熱材”シリーズ〜」は、寒冷期着用時の快適性向上を目的としてワークマン快適ワーク研究所と日本赤十字看護大学附属災害救護研究所が連携して開発した独自の新製品。熱エネルギーを遮断する断熱機能によって外気をシャットアウトし、衣服内快適温度30〜33℃をキープすることで場所や時間帯によって寒暖差が激しい冬場の時期でも着用できるスグレモノだ。

人が最も快適に感じるのは、寒さも暑さも感じない“無感覚”の状態。暖房が効いた屋内から急に極寒の冬の屋外に出たとしても温度差を感じず、衣服の中が30〜33℃をキープしていれば無感覚状態を作れるはずと考えたワークマンが着目したのが“家の断熱構造”。およそ1年半の開発期間を経て完成した「XShelter 着る“断熱材”」は、光を吸収して熱エネルギーを増幅するナノサイズの発熱わたを断熱シートに重ねることで快適性を実現。また、軽さと薄さに加えて透湿性にも優れ、厳しい寒さから身を守りながら快適に活動するための衣服の素材として最適なものとなった。

XShelterを使用したワークマンの新製品は、すでに8月26日からオンラインストアでの予約販売を開始。ジャケットからシュラフまで幅広いラインアップの全8アイテムで展開されている。

今回発表された「XShelter」は、開発途中の今年元日に発生した「能登半島地震」で救護活動を行なった日本赤十字看護大学附属災害救護研究所の関係者が実際に着用していたという。たしかに、真冬の北陸は被災された方々はもちろん、救護活動を行う方々にとっても寒さとの戦いだっただろう。ただ、どんなに防寒性能が優れていたとしても、体を動かしているうちに衣服内温度が上昇してサウナ状態になってしまうと不快どころか健康にもよくない。そう考えると、衣服内快適温度をキープする「XShelter」の凄さがよくわかる。また登壇した土屋専務によると、夏シーズン向けの商品も開発中とのこと。もし着るだけで夏の暑さが気にならなくなるのであれば、まさにノーベル賞ものの大発明になるかもしれない。なんとか来夏までに完成してほしいものだ。

ワークマン
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