WEF技術開発が850Wのブロワーで2000℃を実現する新型焼却装置を開発

WEF技術開発は、わずか850Wのブロワーを用いた空気流制御技術により、補助燃料ゼロで炉内を最高2000℃に保つ高温焼却装置の開発を進めています。
高温焼却装置の開発背景と特徴
産業廃棄物処理におけるコスト削減や環境負荷低減のニーズに応えるため、WEF技術開発は空気流の制御に着目した高温焼却技術の開発に取り組んでいます。本技術は、炉内に空気の旋回流を生じさせ、活性酸素を混合することで燃焼効率を最大化するものです。廃棄物自体が持つ燃焼エネルギーを有効活用し、迅速な処理と外部エネルギー消費の低減を目指します。
産業用フェルトを用いた燃焼試験
2026年10月6日に滋賀県内の施設で行われた試験では、約1.0m3の産業用フェルトを約5時間で処理しました。投入されたフェルトは数十秒程度で目視上消失する迅速な燃焼が確認され、炉内温度は1500〜2000℃を維持しました。安定燃焼中は煙突からの白煙も確認されず、補助燃料を使わずに連続燃焼が可能な性能を示しています。なお、処理後に残った少量の黒色炭化物は、初期の種火に使用した木材由来の残渣と推定されます。
今後の実用化に向けた展開
今後は燃焼機構の解明や省エネ性能の定量評価を進め、次世代型高温処理装置としての実用化を目指します。特にPFAS吸着活性炭やPVC、医療廃棄物といった難処理物への対応や、太陽光発電バックシート等からの金属回収試験を推進する方針です。また、木材による種火供給を2000℃対応のパイプヒーターへ切り替えることで、機械的な安定処理を実現します。環境対策として、排ガス中のCO、NOx、ばいじん、ダイオキシン類の測定や、急冷・スクラバー処理の検討も並行して行います。現在、共同開発や製作、販売を行う企業を募集しています。
会社概要
商号:WEF技術開発株式会社
代表者:代表取締役 青山 章
所在地:滋賀県大津市堂1-19-15
設立:2016年7月
事業内容:水処理、廃棄物リサイクル、Mg関連技術開発、販売

