JR東日本が製菓メーカーと連携 植物性由来「Plant Based」お菓子シリーズ発売

JR東日本が、ヴィーガンやムスリム等の人々にも日本の食文化を楽しんでほしいと「Plant Based(プラントベ ース)」を展開。その第1弾として、2月25日から菓子メーカー3社と連携した菓子シリーズの販売をスタートした。

今回発売されたのは、植物由来の原料だけを使用したヴィーガンスイーツの「Plant Based」お菓子シリーズ。東京土産を代表する「東京カンパネラ」の(株)アイル、「馬車道馬蹄パイ」の(株)ガトー・ド・ボワイヤージュ、「東京ばな奈」の (株)グレープストーンの3社が試行錯誤を繰り返して開発、発売まで漕ぎ着けた。記者発表会当日は3社の代表者が開発について説明、それぞれ商品を披露した。

「Plant Based」お菓子シリーズの販売は、まずは日本の玄関口である東京駅で、新幹線南のりかえ口前の臨時販売スペース(5月中旬まで)や「のもの東京店」、その他駅構内店舗等で購入できる。

「Plant Based(プラントベ ース)」商品は、動物性食材(乳製品、卵含む)、動物性の骨等で精製した砂糖、はちみつ、アルコールを不使用とした基準をもとにJR東日本グループが選定。「Plant Based」商品のロゴマークとともに、植物性由来であることを箱にピクトグラムで表示している。植物由来というと物足りない感じではないかと思われがちだが、それほど気にはならない。

海外からの記者に質問される各社担当者。

3層のラングドシャとチョコレートの組み合わせが美味しい『東京カンパネラ』が、バターを使わない3層の生地と乳成分フリーのチョコで軽やかな味わいに。生地には全粒粉をブレンド、奄美諸島産のさとうきび100%「素焚糖(すだきとう)」を使っている。「植物の優しさから生まれたスイーツ」と自負。


3年前のヨーロッパ修行時から、ヴィーガンの発想を日本のスイーツに取り入れることを考えていたという(株)ガトー・ド・ボワイヤージュの吉田翔氏。ほろほろ食感、クッキーのしっとり感など食感を出すのに工夫を重ねたという。


『東京ばな奈』初の100%植物性スイーツ。材料を植物性のものに置き換えるという発想を止めて、まっさらな状態から開発。小麦粉を米粉に替えてグルテンフリーに、アーモンドミルクをコトコト炊いたほのかなバナナの香りのキャラメルと焙煎ナッツを、アーモンドの香りのクッキー生地で包んでいる。


第1弾「Plant Based」お菓子シリーズ
『東京カンパネラ ブラウン』(製造 (株)アイル)
販売開始日/2020年2月25日(火)

『Las Olas』シリーズ 6商品(製造 (株)ガトー・ド・ボワイヤージュ)
販売開始日/2020年2月25日(火)

『東京ばな奈 「見ぃつけたっ」 アーモンドキャラメルサンド』(製造(株)グレープストーン)
販売開始日/2020年3月15日(日)より販売予定

ejrt.co.jp/plantbased/