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10月6日、駐日フィンランド大使館内にメッツァ・パビリオンがオープン

東京の駐日フィンランド大使館内に10月6日、メッツァ・パビリオンが正式オープン。 このパビリオンの建築は、森林産業の先駆者メッツァ・グループをメインパートナーとするビジネスフィンランドによるプロジェクトで、工業的に製造された木材を使用し、生態学的にもサステナブルで組み立ても迅速で、大変効率的に進められた。建物は2階建てで、1階にはノキアのショールーム、サウナのブース、ポップアップショップなどが入る。

パビリオンはフィンランドの有名な建築事務所、Helin & Co Architects社による設計。フィンランドのTimberpoint社によって全てのエレメントが7週間で製造され、Puurakentajatによって建設現場での組み立ては10日で完成。 プレハブのKerto LVL(単板積層材)エレメントを使い、迅速かつ効率的にスタイリッシュな建物を建設した。パビリオンの建物は分解した後に再び組み立てることが可能で、再利用できるのが利点だ。

メッツァ・パビリオンで使用されているKerto LVLの原材料は、サステナブルに管理されているフィンランドの森で生まれたもの。加工されて出来たおがくずや樹皮などの副産物は、Kerto LVLの生産におけるバイオエネルギーなどに利用される。 メッツァ・パビリオンの「メッツァ」はフィンランド語で「森」という意味で、このユニークな木造建築物にピッタリのネーミングだという。フィンランド人にとって「森」は森そのもの以上を意味し、森林産業のルーツでありインスピレーションの大切な泉となっているからというのがその理由だ。

ペッカ・オルパナ駐日大使はパビリオンについて「オリンピックに合わせてフィンランドをアピールする特別なものをと始めたが、日本だけでなくアジア最大のものとなった。パビリオンを拠点に、日本とフィンランドの友好関係を築いていきたい」と話す。

ヴィッレ・スキンナリ開発協力・外国貿易大臣と Business Finland ディレクター・ジェネラル ニーナ・コポラ氏は、NOKIAの5Gテクノロジーを利用したホログラムで挨拶。「メッツァ・パビリオンは、美しい木造建築と最新テクノロジーという、私がフィンランドについて誇りに思うふたつのことを象徴し、調和させ実用的に組み合わせた素晴らしい例。様々な分野のデジタル化、グリーンエネルギー、イノベーションによって、より良い、環境に優しい社会を実現できる新しい時代へと向かっている現在の過程において、日本とフィンランドはお互いに協力することでリーダーになれると確信しています。“自然、サステナビリティ、テクノロジー”これらのパビリオンのメインテーマは、輝かしい未来につながるキーワードでもあります」


駐日フィンランド大使館Twitterにて
NOKIAの5Gテクノロジーを利用したホログラムによるヴィッレ・スキンナリ大臣のスピーチの様子が見ることができる。

パビリオンは2021年末までオープン予定で、期間中はフィンランドの企業や組織が主催するさまざまなイベントが行われ、フィンランドのビジネスやライフスタイルなどを紹介する。東京オリンピック・パラリンピック期間中は、フィンランド代表チームのホームベースとして、またメディアによる情報発信の拠点として使用される。

メッツァ・パビリオン公式
https://www.businessfinland.fi/ja-jp/tokyo2020finland
公式フェイスブックページ:
https://www.facebook.com/homeoffinland