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“道系ラーメン”炭火焼濃厚中華そば奥倫道 もはやこれはラーメンの形をした和食 焼き魚テイストのスープに舌鼓

先月27日に東京・芝大門にオープンした「炭火焼濃厚中華そば奥倫道(おくりんどう)」は、「炭火焼濃厚中華そば倫道」(新橋)を本家とする“道系ラーメン”の3店舗目。その特徴は、魚やキノコといった素材をまるごと使った濃厚なスープ。丁寧に炭火で焼かれたこれらの素材をペーストにし、アゴ出汁と合わせることで超濃厚なスープが出来上がるというわけだ。いやむしろ、麺のスープを飲んでいるというより、上品なペーストになった和食を口に運んでいる感じという例えが適切だろうか。本家と2号店「炭火焼濃厚中華そば海富道」(神田)にはない「秋刀魚」と「栗」は、奥倫道だけの限定メニュー。ここでしか味わえない道系ラーメンの新しいテイスト、ぜひお試しあれ。

すべての麺メニューは単品のほかに写真の定食を用意。チャーシューや板海苔、炭焼ネギなど、普通ならラーメンの上に置かれるトッピングも別皿で提供される。これが道系ならでの定食スタイル。瓢箪の中身は山椒。まるで焼き魚を飲んでいるかのような奥倫道のスープには、七味ではなく山椒がよく合う。瓢箪の手前に置かれた海苔の佃煮と胡瓜の漬物をおかずに、ご飯は半分だけ食べておこう(理由は後述)。

秋刀魚のスープは皮の焦げ目の影響か、色味は少々濃いめ。焼くことで香りと共に旨味も凝縮される秋刀魚の風味がよく出ている。

じっくりと炭火焼きされた栗のスープは、まるで豚骨スープのような見た目だが、テイストはマイルド。どちらかというと、胡麻だれのような風味が感じられる。

ペースト感の残る秋刀魚のスープと、一見するとすると豚骨のように感じられる栗のスープの様子が動画ではよくわかるはずだ。

麺を食べ終えたら、半分残しておいたご飯にスープをかけて雑炊に。スープと麺の比率を考えて作られる奥倫道の麺メニューは普通盛りしかラインナップしていないので、大食漢にとってご飯の存在はうれしい。

メニュー
秋刀魚(さんま)/単品950円、定食1,100円 →写真(定食)
炭火焼によって旨味が凝縮されたさんまの味が一口目から強く感じられる中華そば

栗(くり)/単品950円、定食1,100円 →写真(定食)
栗独特の甘味が出汁との相性抜群。上品で優しい味わいの中華そば

鯖(さば)/単品850円、定食1,000円 →写真(定食)
倫道の定番。炭・魚・出汁の風味を存分に生かした一番人気の中華そば

烏賊(いか)/単品950円、定食1,100円 →写真(定食)
いかの味がダイレクトに伝わり、いかの身肉がたっぷり入ったパンチが効いた中華そば

鰯(いわし)/単品850円、定食1,000円 →写真(定食)
鰯の味を強くストレートに感じることができる、ハマると病みつきになる中華そば

鮭(さけ)/単品950円、定食1,100円 →写真(定食)
クリーミーでコクのある味わいが女性に人気の中華そば

鯵(あじ)/単品850円、定食1,000円 →写真(定食)
旨味と濃厚さがありながらあっさりした後味でバランスの取れた中華そば

茸(マッシュルーム)/単品950円、定食1,100円 →写真(定食)
きのこ好きにはたまらない、香りと風味の強い中華そば

外観

内観

店舗名/炭火焼濃厚中華そば奥倫道
住所/東京都港区芝大門2-1-18
電話/03-3438-0188
営業時間/11:30~23:00L.O (※要請により順次変動)
定休日/なし
席数/15席(カウンター13席、テーブル1席)
公式Twitter/@okurindo