
備蓄米がふっくら、甘みのある仕上がりに ヨーグルトのホエーを使った炊飯術
◀︎◀︎◀︎(前ページ)ヨーグルトから“ホエー”を取り出そう
小山浩子先生提案「ワンパック」レシピ

■まずはホエーでご飯を炊こう!
まずは、前ページでヨーグルトから取り出したホエーを使ってご飯を炊いていこう。
【炊き方】
炊飯器に洗った米、ホエーを入れ、2合の目盛りまで水を加えて炊く。

炊き上がったご飯。炊飯器のフタを開けると、かすかにヨーグルトの香りが。でも見た目は普通のご飯との違いは見られない。

お茶碗によそって少し経つと、熱が逃げて温度が下がり始めるのと並行してヨーグルトの香りも減少。最後にはほとんどしなくなった。気になる食感は、パサパサ感が気になる古いお米と同じもののはずなのに、ふっくらもちもち。味もなんとなく甘みが増したように感じられる。香りに敏感でヨーグルトの酸っぱいニオイがどうしても気になるなら、カレーなどの味の濃いものといっしょに食べれば気にならなくなるだろう。
■水切りヨーグルトでポークジンジャー

豚肉×ヨーグルトで体力・代謝アップ&水溶性ビタミン補給にも効果的。味付けは焼肉のたれだけでOK。豚肉にしっかり焦げ目をつけると、ヨーグルトだれがよく絡む。
【材料(4人分)】 ホエー1パック分(約180ml) 豚バラ薄切り400g ※赤身多めがおすすめ ショウガ(千切り) 大2片 玉ねぎ(縦5mmスライス)大1個 水切りヨーグルト 1パック分(約200g) 焼肉のたれ(甘口) 大さじ6 白ごま適量 【作り方】 ①明治ブルガリアヨーグルト1パック(400g)を約6時間水切りをする。 ②水切りヨーグルトに焼き肉のたれを混ぜておく(A)。 ③豚肉を両面焼き、取り出す。豚の脂でショウガと玉ねぎを炒め、豚肉を戻して(A)を加え、たれが透き通るまで炒める。 ④仕上げにごまをふり、好みで野菜を添える。 |

最初に豚肉を焦げ目が付くくらいにしっかりと焼く。

豚肉を一旦取り出し、同じフライパンで豚のアブラを絡ませるように玉ねぎとショウガをしっかりと焼く。

水切りヨーグルトと焼き肉のたれを混ぜる。焼き肉のたれはお好みのものでOK。記者は青森県シェアNo.1の「スタミナ源たれ」を使用。

フライパンに豚肉を戻したら、焼肉のたれを混ぜた水切りヨーグルトを投入。たれが透き通るまでじっくりと炒めよう。

「水切りヨーグルトでポークジンジャー」の完成!
■炊き込み豆腐とキムチのとろとろ中華風ヨーグルトのっけ丼

豆腐でかさ増ししたホエーご飯は、たんぱく質が豊富でダイエット中にもおすすめ。ヨーグルト×キムチの発酵食品コンビで腸活効果も期待できる。ごま油をかければ風味が増し、脂溶性ビタミンの吸収もアップ。
【材料(4人分)】 米1.5合 ホエー1パック分(約180ml) 絹ごし豆腐450g 水切りヨーグルト1パック分(約200g) 鶏ガラスープの素小さじ1 ※お好みで調整 キムチ200g ゴマ油適量 細ねぎ(小口切り) 2~3本 白ごま適量 【作り方】 ①明治ブルガリアヨーグルト1パック(400g)を約6時間かけて水切りする。 ②炊飯器に洗った米、ホエーを入れ、1.5合の目盛りまで水を加え、その上に豆腐をのせて普通に炊く。 ③水切りヨーグルトと鶏ガラスープの素を混ぜ合わせおく。(A) ④丼にご飯と豆腐を盛り、キムチをのせ、Aを盛る。 ⑤ごま油とごまをかけ、ねぎを散らす。 |

洗った米とホエーを炊飯器に入れて1.5合の目盛りまで水を加える。その上に豆腐をのせると目盛りはピッタリ2合に。あとは普通に炊けばOK。
「ヨーグルトでご飯を炊く?」と最初は不安だったが、実際に炊いてみると、たしかに古いお米がふっくらとして驚いた。そしてもうひとつ、思わぬ効果が。一度トイレに入ったら、なかなか出てこれないほど難産する記者の息子が、今回の紹介したメニュー2種を食べたところ、しばらくするとお腹の中が活発に。トイレから出てきた息子に聞いてみたところ、「下痢ではなかった。むしろ快調」との返事が。きっとヨーグルトに含まれる成分に加え、割と食物繊維が多めの食材を多用したことが影響したのだろう。おいしさアップだけでなく、お腹の調子を整えたい人にもおすすめの水切りヨーグルトを活用したレシピで、この夏を乗り切ろう。
明治ブルガリアヨーグルト https://www.meijibulgariayogurt.com/ |