花粉症に悩む人に朗報!? 完全無料の花粉症緩和プログラムが提供スタート

今や日本人の国民病ともいえる感のある花粉症。1998年には19.6%程度だった罹患率は2008年に29.8%、2019年には約42.5%と10年ごとに10%以上の増加が見られていたが、そのスピードはこのところ急激に上昇し、なんと今年2024年の調査では国民の55.4%が花粉症の症状を抱えているそうだ。

これだけ多くの人が悩まされているならば、ここでその原因や対処法、治療法についてとやかく言う必要はないかもしれないので割愛するが、とにかく国民の半数以上が憂鬱な春を毎年迎えているという事実はもはや緊急事態と言っても過言ではないのでは。

記者自身は、かろうじて花粉症に罹患していないのでピンとこないが、周りの人の話を聞くと「満足した治療法が見つからない」「病院で処方された薬を服用すると副作用が辛い」「その処方薬も年々効果が薄れていく」といった悩みを抱えているようだ。服用したら副作用があり、飲んでも効いている実感がないのなら、いっそのことそんなものは飲まずに、外に出る時は完全防備したほうがカラダのためなのではないかと思うが、本当に悩んでいる人にとっては少しでも症状が緩和される可能性があるのであれば、とにかく服用するしかないのだろう。そんな中、スマホを活用したAIテクノロジーと東洋医学思想を融合することで花粉症を緩和する革新的なプログラムが開発されたという情報が入り、さっそく発表会に参加してきた。

「My Relief(マイリリーフ)」はトレンドマイクロの創業者スティーブ・チャン氏が運営する非営利財団「ミンイーファウンデーション」が社会貢献事業の一環として開発した無償プログラム。その内容は「経絡」や「気血」といった東洋思想とAIテクノロジーを融合させたもので、スマホの画面を指で約7分間触れるだけで完了する。トレンドマイクロ株式会社と株式会社大塚商会の1,000人以上の従業員の協力のもとで昨年行われた試験では、その90%近くの被験者が春の不快感の減少を報告したという。

利用方法は、まず特設サイトからMy Relief公式LINEを友だち登録し、症状についての簡単な質問に回答してプログラム専用URLにアクセス。

その後は写真のようにスマホの画面を指で約7分間触れるだけ。

にわかには信じられないが、なぜ触るだけでよいのか? そのあたりは発表会で次のように説明された。

そして、つまりを取るために採用されたのが「ビジュアルパターン」と「肌による知覚」。
①古来より色彩療法など、特定の色や図形を見たり触れたりするセラピーが心やカラダに深く働きかけることが研究されている。
②触覚や温感だけでなく、さまざまな知覚能力を持つ肌は「第3の脳」とも呼ばれ、五感を超えた近くに反応する能力がある。
これらを活用したMy Reliefは、特定の図形に指で触れることで「経絡」を巡る「気血」の流れをサポートしてアレルギー症状を緩和へと導くという。

「ウイルスバスター」で知られるトレンドマイクロ㈱の創業者スティーブ・チャン氏。長く花粉症に悩まされてきた彼は、自身と同じように花粉アレルギーに悩む人を一人でも多く救いたいとの想いで完全無償での提供と永続的な研究を目指しているという。

表のように、現在の主流となっているさまざまな治療法と比べると優位性があるMy Relief。唯一「持続性」だけが△になっているが、これは花粉の種類・傾向は毎年のように変化するため、効果が薄れた時は更新プログラムに再度アクセスしなければならないから。

LINEを介して提供するのは、その更新プログラムを作るためのフィードバックが受け入れやすいためだそう。とはいえ、登録時に個人情報を聞かれることはないし、料金もかからない、薬じゃないので副作用もない。花粉症に悩んでいる人は、ぜひお試しあれ。

My Relief
https://myrelief.jp/