リセールバリュー総合研究所は、多様化するクルマの購入方法に関する意識調査を実施し、残価設定ローンの理解度における男女差や、金利上昇への認知不足、購入後の行動実態などを明らかにしました。
概要
リセールバリュー総合研究所は、全国の男女624人を対象に「クルマの『買い方』に関する意識調査」を実施しました。調査では、残価設定ローンやカーリース、サブスクなど多様化する購入方法に対する生活者の理解度や、金利への意識、購入後・売却時の行動について分析しています。
- 調査概要:クルマの「買い方」に関する意識調査
- 調査対象:男女624人(20~69歳)
- 集計方法:インターネット調査
- 調査期間:2026年6月15日~16日
残価設定ローンの「中身」まで理解する女性は1割
「残価設定」という言葉の内容まで理解していると回答した人は、男性が32.4%であったのに対し、女性は10.3%と3倍以上の差が見られました。特に、月々の支払いが安くなる理由について正しく理解している人の割合も、男性47.1%に対し女性は26.6%と、残価設定ローンに関するリテラシーには男女間で明確な差があることが明らかになりました。
金利上昇の認知、女性は6割超が「知らなかった」
自動車ローンの金利が上昇していることを「知らなかった」と回答した人は、女性で61.9%と過半数を超え、男性の47.8%を大きく上回りました。金利は返済総額に直結する重要な要素ですが、この認知差は、ローン選択時の判断材料に男女間で違いが生じている可能性を示唆しています。
「金利」を重視する人の約半数が、金利上昇を知らない実態
ローン利用時に最も重視する点として「金利」を挙げた人は30.1%でトップでしたが、その「金利」を最重視すると回答した人のうち、約半数にあたる47.9%が金利上昇を「知らなかった」と回答しました。重視しているにも関わらず、その動向を正確に把握できている人は少数派であることが浮き彫りになりました。
クルマの買い方、「違いが分からず選べない」層が約3割
多様化するクルマの買い方について、自身の考え方に最も近いものを選んでもらったところ、「総額・現金型」が42.1%で最多でした。一方で、買い方の「違いが分からず選べない」と回答した人も約3割を占め、特に20代・30代の女性でその割合が高い傾向が見られました。
購入契約前の総支払額確認、4割以上が「していない」「覚えていない」
ローンやリースなどでクルマを購入した人のうち、契約前に総支払額(利息込み)を確認したと回答したのは57.1%でした。しかし、「確認しなかった」または「覚えていない」と回答した人を合わせると42.9%にのぼり、多くの人が最終的な負担額を把握しないまま契約に至っている実態が示されました。
手放す際、4割超が買取査定を比較せず
クルマを手放す際に、複数の業者で買取査定を比較すると回答した人は6割弱でした。一方で、「比較しない」と回答した人が35.2%おり、残価設定ローン利用などを理由に査定比較をしない人も含めると、42.6%がリセールバリューを十分に確認しないまま手放していることが分かりました。
リセールバリュー総合研究所とは
リセールバリュー総合研究所(通称:「リセバ総研」)は、株式会社IDOMが運営する「中古車のガリバー」で蓄積された膨大な買取価格査定データや調査結果に基づき、クルマの売却価格や中古車相場を見える化するメディアです。中古車のリセールバリューに関する研究を行い、生活者が「今買いたい」「今売りたい」クルマのリセールバリューを正しく掴めるようになることを目指しています。