ソフトウェアPLCとモーション制御を統合!技術提携により産業オートメーション分野で新たな価値創出へ
モーション制御ソフトウェアのリーディングカンパニー、モベンシスと、ソフトウェアPLC提供のアイ・エル・シーが技術提携契約を結びました。これにより、柔軟かつ高性能な制御環境をPC上で提供することを目指します。
提携の概要
今回の提携により、モベンシスはソフトウェアPLC「INTALOGIC5(インタロジック5)」の技術を活用して新たな製品開発を進めます。組み合わせることで、「ソフトウェアPLC」と「モーション制御」、これらが一体化した柔軟かつ高性能な制御ソリューションを提供。産業オートメーション分野における新たな価値創出を目指します。技術提携の目的
「INTALOGIC5」は国際規格に準拠した組込みソフトウェアPLCで、一部の機能をPCやマイコンに実装することにより、コスト削減と省スペース化を同時に実現します。今回の提携により、高精度なモーションコントローラ「WMX」との融合が進み、新たな制御アーキテクチャの創出が期待されます。今後の予定
元の提携をもとに、2025年に開催される国内最大級のFA・制御技術展示会IIFES 2025に出展予定です。本提携に基づくデモンストレーションも披露予定とのことです。開催日程は、2025年11月19日(水)~21日(金)、開催場所は東京ビッグサイト 東4・5・6ホールとなります。各社からのコメント
モベンシス株式会社代表取締役の梁氏は、「制御は従来のハードウェアPLCから、柔軟性と拡張性、データ収集性に優れたソフトウェアおよびPCベースのコントローラへと大きく移行している。これに応えるためにアイ・エル・シーと技術提携を結ぶことになった」とコメント。また、アイ・エル・シーの大西氏も、「今回の提携で制御システムの新しい形を提示でき、性能面だけでなく開発工程の効率化や拡張時の柔軟性といった新たなメリットが生まれると期待している」と述べました。会社情報
モベンシス株式会社は東京都新宿区に本社を構え、各種産業装置向けのモーションコントロール製品の開発、販売を手掛けています。詳細はコーポレートサイト(https://movensys.com/jp/)をご覧ください。また、アイ・エル・シーは東京都千代田区に本社を構え、組込み/FAシステム向けのソフトウェア商品の開発・販売や組込みソフトウェアの開発/検証/支援サービスを展開しています。詳細はコーポレートサイト(https://www.ilc.co.jp/)でご確認いただけます。