イケアが海洋プラスチックを使用した新コレクション MUSSELBLOMMAを発表
イケアが、2019年秋から海洋プラスチックを使用した新コレクション「MUSSELBLOMMA/ムッセルブロマ」をイタリアとスペインのイケアストアで発売する。「MUSSELBLOMMA」シリーズは、バッグ、クッションカバー2種類、テーブルクロスとなる。「MUSSELBLOMMA」のポリエステルの布地の原材料の一部には、スペインの漁師が地中海の網にかかったPET樹脂を回収したものが含まれている。布地に利用できるPET樹脂1キロ分を回収すると、同時に9キロのごみ(その他のプラスチック、金属、ゴム、ガラスなどの素材)を海から回収することになるという。
今回の取り組みはスウェーデン・エルムフルトで行われた「デモクラティックデザイン・デー2019」での発表の一部で、現在使用している石油由来のバージン素材を、2030年には再生可能素材やリサイクル素材に置き換えるとのことだ。現在販売している全てのバージンポリエステル製のテキスタイル製品も、2020年までに再生ポリエステル製に置き換えることを目標として取り組んでいるという。
スペインのデザイナーInma Bermudezがデザインを手がける「MUSSELBLOMMA」。彼女は、海洋プラスチックごみの問題への人々の意識を高める手伝いをしたいと考えている。シンプルでモダンな模様に魚をモチーフにした形を組み合わせ、色は海をイメージして明るいハッピーな雰囲気を出したデザイン。
(男の隠れ家ONLINE2019年6月14日)