【調査報告】歓迎会シーズン到来! 食の制限で心の壁が生まれている?

新年度が始まり、新しい環境でチャレンジを始める人も多くなるこの季節。出会いが増える春には、多数の初対面の人との食事会も増えるだろう。

そこでテーブルマーク株式会社では「春の歓迎会に関する意識調査」を行った。日本国内に住む20代から60代の男女約800名を対象としたこの調査の結果、食物アレルギーやヴィーガン・ベジタリアン等の食事に関する制限のある人のうち、“食の制限”が理由で食事会がストレスだと感じている人が約7割もおり、「気を遣われるかも」「今後誘ってもらえないかも」などの心理的な壁が存在することが明らかになった。

食に関する制限があると、食事会に対してストレスを感じてしまう

食に関する制限のある人のうち68.6%は、自身の食事に関する制限を理由に、初対面の人が集まる食事の際に「ストレスを感じる」と回答した。食物アレルギーのある人では63.5%が、動物性食品の摂取を控えている人だけの調査では81.7%が「ストレスを感じる」と回答する結果となった。

ストレスを感じる理由、第1位は「食べられるものがない/少ないから」

上記のストレスに関連して、最も回答が多かったのは「食べられるものがない/少ないから」で約半数。次点は「アレルゲンフリーメニュー・ヴィーガンメニューのクオリティや安全性が不確かであるから」となった。食事会で提供される食事やお店に対する不安や悩みが顕著になる一方で、25.2%は「同席者が食事制限について理解してくれないから」といった多数の初対面の方から受ける印象に対しても「ストレスを感じている」ことが伺えた。また、71.5%の人は食事会で食べられないものがあった際に周りの人に気づかれないよう「そっと食べない」ことがあるという回答も。フードダイバーシティの観点では、ハラルフードやアレルギー表示も一般的になってきているものの、多人数や初対面の人が多い場では、コミュニケーションで苦労することも多いようだ。

食の制限があると参加しにくい? 多くの幹事には食の制限への意識はまだない

動物性食品の摂取を控えている人の回答では、75.4%が自身の食事に関する制限を理由に食事会を断ることがある、77.0%が「公表することで今後食事に誘われづらくなると思う」と回答した。

また、食事会参加者に自身の食事に関する制限を伝えにくい/公表しづらいと感じる理由を聞いたところ、43.1%が「気を遣わせたくない」、44.8%が「公表した後に説明するのが面倒だから」と回答。食事に関する制限のある人は、結果として多数の初対面の人との食事会に参加しづらくなっていることがわかった。

さらにお店選びをする視点も見てみると、食事に関する制限がなく、これまで食事会の幹事を経験したことがある人にも調査を実施した結果、約70%以上の幹事経験者はお店を選ぶ際は「価格帯」「お店の立地」「提供メニュー」に気を遣っていた。一方で「参加者の食に関する制限」に関しては、83%の人が気を遣っていないことが判明した。どうやら食事の制限がある人とない人の間には、まだまだ大きなギャップがあるようだ。

「食のバリアフリー化」を目指す、BEYOND FREE

誰もが食べたいものを自由に選べて美味しく楽しめるように、卵や乳・肉類など、特定の食材や成分をカットしながらもおいしさにこだわった冷凍ミールを販売しているのがBEYOND FREEだ。

BEYOND FREEでは、からだの状態や大切にしている価値観などを理由に、食にまつわるさまざまな“カベ”を持つ人々に向けて、「食のバリアフリー化」を目指して活動を行っており、過去には食に関する制限のある人にもそうでない人にも同じ食事を楽しんでもらえる「カベのないレストラン」という試食会イベントを実施した。

今後は、上記の調査でも判明した食に対する心のカベを解消できるよう“BEYOND FREEでストレスFREE!”というプロモーションイベントの開催を予定しているという。制限のある人もない人も、だれもが一緒に「おいしい!」と食事を楽しめる未来を描いてくれることに期待したい。

「BEYOND FREE(ビヨンドフリー)」からのメッセージ
からだの状態や、大切にしている価値観。さまざまな理由から多様な食生活を送る一人ひとりのために。たとえば卵や乳、肉類などの特定の食材をカットしながらも本格的な味わいを提供したいという想いから、おいしさで選ぶフリー食“BEYOND FREE(ビヨンドフリー)”は生まれました。食べたいものを、食べたいときに選ぶことができる。食の根底にあるそのたのしみとともに、お届けします。

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