ヴァローナ ジャポン　ヴァローナ クリエイティブ・ディレクター フレデリック・ボウの著書『美節食 – 新たなスイーツの提案 – 』の取り扱い開始

フランスのショコラブランド「ヴァローナ」の日本法人 ヴァローナ ジャポン 株式会社は、ヴァローナのシェフ・パティシエ兼クリエイティブ・ディレクターであるフレデリック・ボウ氏の著書『グルマンディーズ・レゾネ』の完全日本語訳『美節食 – 新たなスイーツの提案 – 』の取り扱いを開始した。著書では、同氏が提唱する『美節食』という新しいスイーツ作りの考え方を、レシピと共に紹介。

「美味しい」「美しい」「身体に優しい」の3つを合わせた考え方『美節食』。それは、単純に糖分や油脂分などを減らしたり、ヴィーガンに対応するといったことではなく、食材の量や種類などを詳しく分析し、節度を持って決定することだというフレデリック・ボウ氏の理念は、お菓子づくりに関わるプロフェッショナルたちに多くのヒントを与えるものになるだろう。

フレデリック・ボウ（ヴァローナ クリエイティブ・ディレクター）
「美味しいものへの欲求と理性、相反するようでいて、実は非常に相性が良く、純粋な喜びという意味では共存可能なのです。何世紀もの歴史のある製菓においては、少なくとも過去数十年にわたって、バター、卵、小麦粉そして砂糖がふんだんに使われたレシピの菓子が作られてきました。昔は冷凍冷蔵技術がなかったため、その過度な分量は暗黙の了解とされていたのです。しかし現在では健康を考えた食生活という考えが最優先されています。
2004年にかの偉大なシェフ、ピエール・ガニエールの研究会議に参加する好機に恵まれました。その中で彼は料理で使うバターの量を減らし、他の方法で美味しさを作る方法を考え、いかに料理に改革をもたらすかということを力説していました。さらに彼はこう付け加えました。『私たちが、お客様の幸せを提供する立場にいるのなら、お客様方の健康も気遣うべきだ』この言葉を聞き、私は製菓にもこの考えを反映すべきで、50年前からほとんど変わっていないレシピから思いきって改善しなくてはと思いました。」