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時代はリサイクルからプリサイクルへ 日本初「ソーダストリーム」のシリンダーファクトリーが岐阜県土岐市内にオープン

South65では、これまでも海洋プラスチックごみについて何度か取り上げ(ページ下部参照)、自然環境そして我々の健康のためにペットボトルごみの正しい捨て方(リサイクル)について言及してきた。だが、もはやリサイクルだけでは問題は片付かないようだ。なぜなら、どれだけペットボトルを回収しても分解が困難なのは変わりないから。我々がポイ捨てを止め、自販機横のペットボトル回収箱に入れるように意識を変えたことによって海洋プラスチックごみが減ったとしても、今度はリサイクル処理待ちのペットボトルが地上で山積みになるわけだ。そんな中、新たな解決策が登場した。それは “プリサイクル”。空き容器をごみとしてリサイクルするのではなく、そのまま再利用するという考え方だ。そして、その考え方を進める炭酸水ブランド「ソーダストリーム」が、日本のプラごみ削減を目標のひとつに掲げた工場を新設した。

ソーダストリーム ジャパンシリンダーファクトリー

去る6月1日、岐阜県土岐市内にオープンしたのは、日本国内初となる「ソーダストリーム」のシリンダーファクトリー。家庭用の炭酸水製造器メーカーである同社は、輸送にかかるエネルギーと二酸化炭素の削減を狙い、日本でのガスシリンダーの製造を決めた。また、日本におけるプラごみ年間廃棄量は約900万トンに及ぶが、国民の約20%がペットボトルではなくソーダストリームを使って炭酸水を飲んだ場合、約34.4万トン分の削減にもつながるという。

同日行われたオープンセレモニーでは、本社のあるイスラエルから代表CEOデイビッド・カッツ氏がオンラインで登壇、またサステナブルなファッションブランド「PASCAL MARIE DESMARAIS」を立ち上げたタレントのマリエさんも登場し、海洋プラスチックごみの問題に関するトークセッションも行われた。

トークセッションの様子。左からソーダストリーム ディレクターの平野幸恵氏、オペレーション部充填工場長の田部井真史氏、タレントのマリエさん。ソーダストリーム代表のデイビッド・カッツ氏はオンラインで参加した。

ソーダストリーム
sodastream.jp//

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