アメリカで人気のハードセルツァー、ついに日本でも流行の兆し!?

ここ日本だけでなく、アメリカでも成長が著しいRTD市場(RTD=Ready to Drink。栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料のこと)。日本ではサワーやチューハイなどが好調だが、アメリカでRTD市場を牽引しているのは「ハードセルツァー」らしい。ハードセルツァーとは「アルコール入り炭酸水」のことで、その特徴としては以下のようなものが挙げられる。

・サトウキビ由来アルコールを使用したものが多い
・低アルコール
・甘くない
・低カロリー
・スタイリッシュなデザイン

炭酸水といっても、アルコールが少しでも入った時点で立派にお酒なのだが、お酒であることを忘れるくらい飲みやすく、低アルコールだから酔いにくいという点が、若年層のヘルシー志向&酔いたくないニーズと合致したようだ。

そんな中、すでに日本でもハードセルツァーが徐々にではあるが認知され始めているらしい。海外製のハードセルツァーは、わりと以前からネットで購入できてはいたのだが、国内メーカーや海外メーカーの日本法人からもハードセルツァーが登場し始めたのだ。

まず3月に発売を開始したのが沖縄のオリオンビール。続いて一部地域ではあるが本場アメリカに近いテイストを打ち出したコカ・コーラ。そして今月24日に日本人の嗜好に合わせたハードセルツァーを市場に投入するのがサッポロビール。

サワー&チューハイが席巻する日本のRTD市場に風穴を開けられるか期待したい。

トポチコ ハードセルツァー

7月15日から大阪のミナミエリアを中心に販売スタートしたのが、コカ・コーラのハードセルツァー「トポチコ」。アルコール分は5%と少々高めだが、飲んだ感じは完全にフルーツフレーバーの炭酸水でガブガブいけそう。

トポチコ ハードセルツァー 概要
上写真左から)
アサイーグレープ、タンジーレモンライム、パイナップルツイスト
容量/各355㎖
アルコール分/5%
果汁/0%

公式サイト/topochico.jp/
Twitter/TopoChico_JP
Instagram/topochico_jp/

DOSEE

国内大手としてはいち早く、オリオンビールが今年3月に全国発売したハードセルツァー「DOSEE<ドゥーシー>」。沖縄県産素材にこだわり、「月桃由来エキス」を使用。アルコール分は2%と低めながら、適度な飲みごたえとドライな後味が楽しめる。

DOSEE 概要
上写真左から)
グレープフルーツ、シークヮーサー、アセロラ、パイナップル
※パイナップルは7月27日発売の限定商品
容量/各250㎖
酒類区分/スピリッツ(発泡性)①
アルコール分/2%

公式サイト/orionbeer.co.jp/brand/dosee/
Twitter/orionbeer_info
Instagram/dosee_orion/

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サッポロ WATER SOUR

8月24日、サッポロビールが満を持して発売するのが、日本生まれのハードセルツァー「サッポロ WATER SOUR」。アメリカ発のハードセルツァーをヒントにしつつも、後味が口に残らない独自の澄みキレ製法やアルコール度数など、日本人の嗜好に合わせたテイストが特徴だ。

サッポロ WATER SOUR 概要
上写真左から)
レモン、オレンジ
容量/各350㎖
酒類区分/スピリッツ(発泡性)①
アルコール分/3%

サッポロビール公式サイト/sapporobeer.jp

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