<体験リポ>いよいよ鍋の季節。大量の長いもを使った鍋を作ってみた。
ようやく秋らしい気温になってきた今日この頃、我が家でも晩ご飯は暖かいものが食べたいという声があがりだした。「じゃあ、今晩は何が食べたい?」と聞くと、「鍋! でも、いつものとは違う鍋がいいな」とのこと。実は我が家での秋冬シーズンの晩メニューは7割が鍋。そしてそのほとんどが、とくにこれといった味付けをせずに土鍋で煮てポン酢で食べるというパターン。いい加減、それも飽きたというわけだ。
では、いつもとは違う鍋とはどんなものだろうか。スーパーには鍋の素なるスープが何種類も陳列されているが、育ち盛りの子どもの栄養バランスを考えて、味が付いたヘルシーな鍋を自分で作ることに。ただ、だしをとるところから始めるのは面倒なので、無添加のだしの素をネットで探してみた。
検索結果の画面上には様々なだしの素が表示されたが、その中に近所のスーパーでよく見かけるものを発見。その『素材力だし®』のHPを覗いてみると、どうやら全国の厳選食材が当たるキャンペーンが先週から始まっているらしい。賞品は、4000円相当のギフトカードと素材力だしの詰め合わせセット。これが300名に当たるという。「300名って、かなり高確率じゃね?」と気付き、その場でだしの選定は決定。
続いて、このだしを使ってどんな鍋を作るかを決めなければ。すると、HP左下に「料理家Yuuさん オリジナルレシピ公開中」とあるではないか。さっそくボタンをクリックすると、飛んだ先には「豚しゃぶのとろろ豆乳鍋」と「さつまいもと豚バラのだしバター」のふたつのレシピが。今日は鍋と決めていたので迷わず「豚しゃぶのとろろ豆乳鍋」のレシピを開き、そこに書かれていた材料をチェックしてスーパーへ。
ちなみにレシピに書かれていた材料は下記の通り。
■2人分
豚バラ薄切り肉(三重の豚しゃぶ) 200g
長いも 300〜350g
レタス 1/2個(150g)
水菜 1/2束(100g)
ポン酢(お好みで) 適量
(スープ)
無調整豆乳 600ml
酒 大さじ2
みりん 大さじ1
塩 小さじ1
素材力だし[本かつおだし] 1本
しょうが チューブ1〜2cm
ウチは4人家族だから、単純にこれの倍の量を用意すればいいのだなとスーパーの売り場を回って物色してみる。だが、いきなりピンチ。メイン食材のひとつである水菜が売り切れていたのだ。こんな時はどうすればいいの? と慌ててスマホでレシピページを再確認。すると「野菜は、火が通りやすいものであれば、お好きなものでアレンジ可能!」と書かれているではないか。ほっと胸を撫で下ろし、火が通りやすそうな野菜を探す。そこで見つけたのが「空芯菜の新芽」。これなら火も通りやすいだろうと、購入決定。ひと通りの食材を手に入れて帰宅する。
いざ台所に立つと、またまたピンチが。レシピに「長いもは皮をむいてポリ袋に入れ、麺棒などで叩く」と書かれているが、ウチには麺棒がないのだ(清潔なポリ袋も)。ポリ袋はジップロックに置き換えるとして、どうやって長いもを叩くべきか。台所を見回して、目に入ったのが片手鍋。そう、要は長いもを潰せばいいのだ。だったら片手鍋で押しつぶしても同じでしょ、と開き直る。
皮をむいた長いもをジップロックに入れる。
台所のカウンターの上で片手鍋を使って長いもをプレス。
見事、粉々につぶれた長いも。
つぶした長いもは土鍋に。
次は土鍋でスープ作り。つぶした長いもに豆乳を加え、素材力だし[本かつおだし]を始めとする各種調味料を入れて火をつける。だがここで、ようやく自分が大きな間違いを犯していたことに気づく。HP上にある完成写真のスープは豆乳鍋っぽくサラサラなイメージなのだが、自分のスープの表面はゴツゴツしているのだ。どうやら、長いもの量が多すぎたようだ(1kg以上入れた)。娘には豆乳鍋ではなく、「長いもの土鍋煮込み」と説明することにしよう。
つぶした長いもに豆乳を加える。
素材力だし[本かつおだし]を始めとする各種調味料を投入。
いよいよ「豚しゃぶのとろろ豆乳鍋」改め「長いもの土鍋煮込み」のスープが完成。レシピに「ふつふつしてきたら、豚肉・レタス・水菜をくぐらせ」とあるので、しゃぶしゃぶをイメージしていたが、どうやら買ってきた豚バラ薄切り肉が厚かったようで、なかなか火が通らない。まあレシピには“豚しゃぶ”とはあるが、どこにも“しゃぶしゃぶ”というワードは出てこないので、これは自分の勝手な思い込みだったようだ。ということで、ひと通りの具材(と言っても3種類だけだが)をまとめて鍋に投入。
具材は豚バラ薄切り肉、手でちぎったレタス、空芯菜の新芽。豚バラは、レシピに書かれていた三重の豚ではなく、沖縄の長寿豚とした。
表面がゴツゴツしたスープの中に豚バラ薄切り肉をくぐらせるが、なかなか火が通らない。
しゃぶしゃぶは諦め、ひと通りの具材をまとめて投入。
火が通った具材はそのまま食べてもおいしいが、娘はポン酢をつけて「おいしい!」を連発(結局ポン酢を使ってるし……)。今回、スープの味付けにメインで使ったのは素材を引き立てる大きな役割を占める“だし”。おそらく、これを入れていなかったら、とくに長いもの風味はポン酢をつけても味気ないものになっただろう。そんなだしの力を感じている間に、家族は汗だくになりながら次々と肉を平らげていく。ヤバイ、もう肉があまり残ってない!!
今回使っただしはこれ。すぐにキャンペーンに応募できるように、5gスティックタイプが14本入った大袋を購入。7本入りの小袋はふたつ買わなければ応募できないが、これならひとつ買えば応募できるのだ。
キャンペーンの概要はこちら↓