G7サミット開催地に決定! 今注目の瀬戸内・広島を巡るグルメ&アクティビティの旅


広島の地魚と瀬戸内ワインのマリアージュ

今回いただいたのは、basic+mainコース(メイン料理:魚)6,000円、季節ごとにかわるグラスワイン3杯セット 2,000円。

広島のグルメ&アクティビティ旅の締めくくりは、場所を三原市に移して地魚とワインのマリアージュを楽しむことに。舞台となるのは、以前コラムでも取り上げたことのある瀬戸内醸造所。こちらの醸造所ではレストランが併設され、いつも賑わっている人気店なのだそう。瀬戸内醸造所レストランmioのコンセプトは「ワインに合うSETOUCHI料理」。目の前に瀬戸内海が広がる同店では、港に揚がった地魚を使った料理がワインとともに味わえるのだ。魚は獲れたて、ワインは醸造所だからもちろんおいしいときたら、期待するなというほうが無理というもの。ではでは、いただきましょう。

どちらかというと山の中のイメージが強いワインの醸造所だが、瀬戸内醸造所はその名のとおり海のそばにあった。

瀬戸内醸造所の敷地から望む瀬戸内海。豊富な漁場でもある、この穏やかな海から獲れた魚はおいしいに決まってる。

建物の中に足を踏み入れると、ワインの直売コーナーが。「あぁ、やっぱりここはワインの醸造所なんだな」とあらためて確信する。

直売コーナーの奥にあるのが、今回の舞台となる「瀬戸内醸造所レストランmio」。

料理が到着するまでのしばしの間、スパークリングワイン「2021 Touha サンセミヨン」をいただく。美味。

最初に運ばれてきたのは、その時に採れる食材を使った季節の前菜盛り合わせ「八寸」。尾道の青パパイヤを生のきくらげとともに瀬戸内醸造所の白ワインでコンポートした料理(上左から2番目)や三原の唐辛子専門農園で作られたビキーニョという珍しい唐辛子のピクルス(下左から2番目)など、8品が並ぶ。

瀬戸内小魚のオーブン焼き
小魚が豊富に獲れる瀬戸内ならではの料理。レストランでは通年メニューだが、時期によって手に入る魚の種類は変わるので、これを注文すれば季節感が感じられるという。この日はオーブンで焼き上げた小さなシログチとガラエビに、三原の農家さんのオリジナル品種でパプリカのような「瀬戸内南蛮」という唐辛子を加えてロースト。

広島産烏賊のソテー
ソテーした後からレモン汁で少し酸味を加えたハリイカに、イカゲソとアサリ出汁、イカスミを使った濃厚なソースを添えた一品。

芸南漁協 真鯛のバプール
本日のメインは、漁協から仕入れた新鮮な真鯛。しっかりと蒸しあげた真鯛に女鹿平の舞茸のソテーを添え、カボチャと甘味噌を使ったソースでいただく。一番上には、乾燥させてからパリッと揚げた真鯛の皮が。

締めの自家製手打ち麺 伊吹いりこ出汁を使った、醤油ベースのスープ
コースの締めは手打ち麺。この日は伊吹いりこ出汁を使った醤油ベースのスープに、しらさぎ小麦という岡山産の小麦を使った手打ち麺が入ったラーメン。

万汐農園の無花果のワインコンポート
尾道・向島の万汐農園で採れたイチジクを瀬戸内醸造所のワインといっしょにコンポートしたデザート。

瀬戸内醸造所レストランmioでいただいた料理は、そのコンセプトどおりワインとのマリアージュを考えて作られたものばかり。それぞれの料理にはソムリエが選んだ瀬戸内ワインの中からベストなものが提供され、それがさらに料理をおいしくしてくれる。ワインも食材も瀬戸内産だから、親和性が高いのだろうか。とにかく、旅の終わりによいものを食べさせていただきました。感謝。

瀬戸内醸造所レストランmio
広島県三原市須波西1-5-26
Tel. 050-3749-9902
setouchijozojo.jp/locations/restaurant/

 

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